人(人間)が好きならば「営業」の仕事もまた楽しいもの!
今ではリタイア組のおじさんでも、過去の営業バリバリ時代の成功談を聞いてみたりするのも、とても面白いものです。そこには、必ず何がしかのハウツーとノウハウがあって、これから営業の仕事で頑張ろうと思う人や、自分で何か売ろうとしている人には、盗める技が隠されていることが多いのです。
「将を射んと欲すれば、先ず馬を射よ」
例えば、「病院の院長先生に高級車を売り込みたい」とか、「〇〇会社の社長さんに◎◎を売り込みたい」などの目的がある場合、大抵はその病院や会社の受付をどう突破するかという第一関門が待ち受けている。
つまり、受付で通せんぼを食らうということが、実はとても多いのです。
「院長は、只今診察中でお会いになれません。」、「往診中で不在です」
「社長は、只今会議中で抜けられません」、「常務はクライアントと商談中で手が離せません」
とまあ、けんもほろろにこんな具合であります。
ならば受付をどうやって突破するのかが問題です。
つまりは、受付の女性(または男性)と顔なじみになってしまうという方法が早道です。その際、ほんのちょっとした物を差し出すのが手です。ちょっとしたものとは、例えば、会社のイベントなどで余った簡単な商品でけっこうす。ボールペンなどのに日用品やゴルフコンペで余った参加商品などです。
高額すぎるものは反って相手が引いたり、身構えたりしがちなので、気軽に受け取りやすいもの、この程度ならもらっても問題ないかとガードが甘くなる程度のものがいいのです。その時にうまく相手の懐に潜り込めればしめたものです。
2,3回、顔を出すうちに雑談ができるようになり、趣味が似通っていたり、同郷の出であるなど、何らかの共通点が見つかれば、話は一気に盛り上がったりします。
ワキが甘くなると、雑談のついでに少しづつ小出しに情報をくれるようになります。「◎曜日の〇時~〇時の間が一番コンタクトが取りやすい。」とか、「しばらく待ってもらえれば、取次できると思います。」など、協力してくれるようになったりすることもあるのです。
仕事の醍醐味
「営業」の仕事の醍醐味は、人(客)の気持ちのすき間に少しづつ紛れ込んでいきながら、知らず知らずのうちに相手を、自分の意図する方向へと誘導する技を身に着けることです。
その途中では、「海老で鯛を釣る」なんてこともやったり、また、クライアントの理不尽な要求に応えるふりをして、一定の条件を付けるなどのこともやります。時には、損をして将来の利益につなげることもあります。
全体的に上手くいくようになり、成績が上がると自信も付いてきてますます物事が好転していくことでしょう。さらに長けてきて、クレームの処理の技も身に着けるころには、後輩の指導の立場へと
昇進し、やがては営業部長や店長などの役職が見えてきます。
これらの手法にに似た方法はネットビジネスの世界でも常套手段となっています。例えば、何か無料のコンテンツを提供することで、それを受け取ったユーザーをメルマガでじわじわと料理していくやり方です。
ネットビジネス界の巨匠、木坂さんは「砂漠で砂を売る」ことさえも可能であるとも言っておられました。人を操る手法を会得すると物は売れるのです。
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