ビックモーター従業員の皆さん！　パワハラ提訴の準備をしましょう

■この国のブラック企業への甘い対応が事を肥大化させた

この国の体制が、いかに企業に優しいのかびっくりしますね。こんな悪徳でブラックな企業を、よくここまで野放しにしてきたものだと呆れかえるものです。

全国の店舗の前の歩道を見れば、そこだけ異常に街路樹がないことは一目瞭然じゃないですか。私は、てっきり道路の管理者にビックモーター側が特別に許可か何かを取って、樹木を撤去したのかなとさえ思っていました。

ところが、そうじゃなかったのです。勝手な枯らしと撤去だったのです。商品である車の列が前を通る自動車からよく見えるための戦略だったのですね。

そうであるならば、行政はすぐに気づくべきですよ。丸見えの反抗の跡が24時間、通りにはあるのですから。もしかして、国土交通省や県の道路管理者などは、その店の前を通る時だけ目をつぶって通り過ぎることにしていたのですかね。 呆れかえるばかりです。

それはまるで、警邏中のお巡りさんが不審人物に行き会っても職質をせず、鼠小僧スタイルの人物を見ても、敢えて見て見ぬふりをするのと同じじゃないですか。

そして、これほどのパワハラがまかり通っているのに、労基局は一体なにをしていたのでしょうか？　そこを監督するのが仕事じゃないですか。

■ビックモーターの従業員の皆さん！

街路樹の枯らしや撤去の件では、今回のようにそれが経営者からの圧力によるものだったとしても、実行犯としての従業員の行動がまず罪に問われます。それは、主犯（指示者）と受け子や実行犯との関係によく似ています。

フィリピンに潜伏していたルフィ達のように、主犯は他人面をして逃げ切るような奴らだと思います。十分、奴らの動向を見守りながら、証拠になるようなものは全て保存しておくことです。

今回Lineによる、信じられないようなパワハラバッシングとそれに続く降格処分の嵐がありましたね。この場合、労働審判法により、被害者側からハラスメントを理由として申し立てができます。費用も格安です。

さらには、今回のような悪質で大々的なパワハラ犯罪に対しては、被害者がその内容を共有して集団訴訟を起こすという道があります。今、この事件が大きく報じられているからこそ世論を味方につけるという効果があります。

これらの事を可能にするために、Lineの文面はもとより、その他すべての情報を証拠として保全してください。一刻も早く迅速な行動があなた方を有利に導くことになるでしょう。

次に成すべきことは、いわれなき降格や配置換え、或いは退職などにより被った被害額を試算してください。最大限の金額を割り出します。

さらには、その資産額に対してあなたの怒りを表す数倍から数十倍の慰謝料請求を加算しましょう。個人的な労働審判を申し立てるか、被害者が連帯して集団訴訟に踏み切るかはそれぞれの事情によるものだと思いますが、証拠の保存、保全戸いう手においては同質だと思います。

■この企業に労働組合は存在しているのか？

どんな企業職場にも労働組合の存在が必要だと私は考えます。ビックモーターには組合が存在するのか私にはわかりませんが、もし、存在しているのならその都度その都度の労使交渉が実現ンしていた可能性はあると思います。

法律上、交渉の要求を無視すると言う行為は経営者には認められていません。パワハラ、降格問題は充分に交渉の理由として妥当なものです。組合を作る場合に特別な高いハードルがあるわけではありません。まず、労基局に相談してみてはどうでしょうか。

ビックモーターは、全国に多数の店舗を展開している企業ですから、集団訴訟の場合は地域別にまとまってその地域の地方裁判所に訴えることになると思います。その場合には、組合のほうで全国の状況をまとめ上げて、横につなぐ役割が出来ます。

関東は関東、関西は関西、〇〇は〇〇、と言うようにいくつもの集団訴訟を起こして全国的に展開していくことが、さらに世論を味方に付けるうえでゆうりになるのではないでしょうか？　労働問題に強く、人権に理解のある正義感の強い弁護士さんたちがバックについてくれるといいですね。

ビックモーターで働く、たくさんの被害者の皆さん、今こそスクラムを組んでパワハラ経営者と闘っていきましょう。合言葉は「受けた損害は取りもどす。ブラック企業は許さない。」でしょうか。

ただし忘れてならないのは、顧客である一般ユーザーに対する背信的な行為や保険会社等の問題、また街路樹等の問題においては、実行犯として責任を問われる部分はあると考えられますので、それはそれとして真摯に対応してください。
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