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職場のセクハラについて考える

あなたの職場では、セクハラやパワハラの状況はどうなっていますか? まさか、あなた自身が加害者であるなんてことはないでしょうね。ここでは、主にセクハラについて考えてみようと思います。

今では、セクハラ(セクシャルハラスメント)は個人の問題の域を超えて、対策が企業に義務付けられている社会的問題として定着してきました。企業にとっては、そのイメージにも影響するものとなり、社会の流れはセクハラ撲滅の方向に確実に確実に進んでいくことでしょう。

「セクハラ企業」などと汚名を着ることは、企業として絶対に避けたいマイナス要因です。ですが、個人レベルにイメージしてみると、これが何がセクハラで自分が加害者なのか被害者なのかが、よく分からないのです。

ですからある日突然、あなた自身がセクハラで訴えられるとか糾弾されるということが、起こらないとは言えないことです。またもし、あなたが現在、同僚や上司からの言動或いは直接的な行動によって辛い思いをしているという事実があるならば、すぐにでも対策・対応の必要なケースも多々あると思います。

 

セクハラとは何か

セクハラ」は端的に「性的嫌がらせ」と訳されますが、その様態によって「対価型」と「環境型」に分類されています。

対価型:地位の上下を利用して性的な要求を行い、拒まれたときに相手に対して解雇、人事異動、減給、配置転換などの不利益を与えるなどの行為が、それに当たります。

これらのことは、元々許されることではありませんから、言動やメール、文書やメモなどできるだけ証拠となりそうなものは何でも残しておくといいと思います。イザという時に役に立つことでしょう。


環境型:よく、起こりがちなのがこちらの方かもしれません。
・女性の身体や容姿について不用意な発言をして、そのことをハラスメントとして相手に受け取られる場合。
性的な写真や画像、動画などを職場に持ち込んで人目に晒すこと。または職場で閲覧して人の目に付く状況にすること。

悩ましいのは

性的な発言が不用意に行われ、それが笑いを取り場を和ませるような方向で機能してしまうような場合に、その場に居合わせた多数の者にとってはセクハラに当たらず、少数の者にとっては辛い内容であるということがあり得ます。その場が非常に盛り上がったとしても、そこに居合わせたすべての人が好意的に受け取るものとは限らないからです。

ですからその場合、嫌な思いをしてない人にはセクハラに当たらず、嫌な思いをした人にとってはセクハラに当るということになります。つまり、相手次第でどちらにも成り得るというのが正解です。

よって、発言者が気を付けるべきことは、「これまでの経験で問題なかったのに、なぜ?」とか、「AさんやBさんに対しては問題なかったのに、同じことがCさんに対してはどうしてダメなの?」という思考の仕方を止めることです。

その他

わいせつな話題、プライベートな異性関係の話題、しつこくデートに誘う行為、性的な風評を流すこと、ボディタッチや「いい顔をして・・・」、「女のくせに(男のくせに)」などの言動もセクハラに当たります。

男性から女性へのセクハラ、女性から男性へのセクハラ、同性間のセクハラ、そのどれもがあり得ます。

ほっとユニオンに相談

あなたが今、セクハラ被害に遭遇していて切実にその解決をお望みであれば、早急に解決の方法を考えなければなりませんね。

セクハラ被害の問題を解決に向けて、行動する場合には、相談先としていくつかの選択肢があると思います。例えば、社内の組合に相談するのも一つでしょう。また、公的機関の労働局の相談窓口を使うことも考えられます。

セクハラの状況を無くすことを目的とするのか、慰謝料の請求へと進みたいのかによって経路も違うかも知れません。どちらにしても、その前段階として「ほっとユニオン」に相談してみるという方法もあります。

そこでは、この問題に精通した専門家が、セクハラとの闘い方を指南してくれるようです。
「03-3445-9177」の専用ダイヤルがありますから、選択肢のひとつに加えてみて下さい。

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