転職や仕事のストレスから「うつ病」になることもある
「うつ」の原因と症状
長い人生、人それぞれではありますが、たいていの場合だれでも予期しないことが起こり得るものです。そのように心得ておくことが人生には必要かも知れません。
あらかじめ予期してそう覚悟しておくことで、挫折時に緊急対応も何とかできるものかも知れません。あなたにもきっと怒り得る不覚の事態に備えておきましょう。
転職や仕事のストレスは、人にどれだけの影響を与えるものでしょうか。職場での人間関係やパワハラ、セクハラなどはもちろんですが、残業の多さなどの労働環境の劣悪さはそこで働く人に必要以上のストレスを与え、それを引き金として「うつ病」を発症する誘因となることがあります。
仕事の多忙さ、転職による環境の変化などはストレスの原因として心に影響を与えるものとして一般的ですが、そのときに現れる症状の現れ方は個人差があります。
例えば、吐き気や頭痛、めまい、不眠など身体的な症状が主に現れる場合があるかと思うと、気持ちの落ち込みや不安、恐怖感、イライラなど心の状態として主に症状が現れる場合があるようですね。
また、それだけでなくいろいろな思いが生じてくるもののようです。仕事を休んだ場合の罪悪感や家族の理解が得られないジレンマなど、不随して頭を悩ませることになったりしますし、それに転職が絡んでくるとさらに事情は複雑になったりします。
どう対処していくかの問題
どちらにしても、症状が一時的なもので終わらずに悪化するようであれば、心療内科や精神科に行かざるを得ません。すると多くの場合、診断では心身症や抑うつ状態を指摘されることになるでしょう。
そしてその延長として、仕事を休むこと(休職)にするのか、薬などによる治療をしながら仕事を続けるのかの選択を迫られることになるわけです。ですが会社の事情などはそれぞれ異なりますから、そのことにまつわる気分的に悩ましい諸問題は当然あるわけです。
比較的に理解のある会社であれば、うまく行きやすいこともあるでしょうが、そうではなく退職の圧がかかるような場合もあります。それが陰湿な場合は新たなストレスにもなります。
薬を飲むことも一般的
多くの場合、短い期間での改善は難しいもののようです。特効薬としての薬は基本的にないようなので、対症療法として薬を飲み続けながら、自身の治癒力に期待しつつ頑張るしかないようです。
また、多くの場合に「ゆっくりと休む」、「心を休める」ということも必要です。とくに「死にたい」などと考えてしまうような心の状態にある時はそうです。
薬には、抗不安薬、睡眠導入剤、抗うつ剤、胃腸薬などが処方されると思いますが、それぞれいろいろなものがあるようです。抗うつ剤には、眠気に誘われるという若干の副作用があるらしいです。
睡眠導入剤は割とすぐに効果があるもののようですが、他の薬はそうはうまく行きません。なにしろ、基本が心の状態の不具合なので、薬も効いているのか、いないのか風邪薬のようには判断が付きかねるものです。しばらく使用して後に、そういえばこのごろ〇〇〇…のような変化に気づくというようなものです。
心療内科に行くか、精神科に行くか
内科の延長としての「心療内科」で受診するのか、「精神科」に行き受診するのか、悩ましい選択があるかも知れません。その病院の予約状況とあなたの窮状との関係などのこともあります。
また、はじめから精神科へというのにも抵抗があるかも知れません。それに、カウンセリングを受ける受けないの選択などもあります。
病院の受診には、仕事を早退するとかの調整も必要になります。風邪でちょっと病院へという場合とは違ってなんとなく後ろめたさのようなものあり、同僚の「あら、どうしたの」など心無い問いかけへの返答に窮したりもするかも知れません。
そんなこんなで、知らず知らずのうちに心が委縮してきて、小さくなっていくような思いをするものです。でも、やがてはだんだんとそんな気持ちとも折り合いがついてきて、平常心を取り戻していくことになるでしょう。
「退職」や「転職」が絡むとどうなるか
うつ病などの精神疾患は、仕事との関係で悩ましい問題が生じることを考えておく必要があります。会社や上司に理解があり、産業医などとの連携やアフターケアーが整っているところは幸いですが、あなたの職場が必ずしもそうであ
るとは限りません。
そのため、うつ病の状況により退職よ就職を繰り返してきたという人もあります。つまり、悪化すれば退職し、回復すれば就職ということを長年の通院歴の間に繰り返したというわけです。
転職就活の際に、エージェントによっては、会社の紹介の際に「診断書」の提出を求めてくる場合もあるようです。ですが、そのことが就活者にとって有利には働かないように感じられます。
ですから、転職エージェントに対して自分が通院中であることを明示すべきか否かについても考えてみる必要があります。
ハローワークは個人情報については外に出さないということですが、転職エージェントや転職サイトもその点は選ぶ際の条件とすることも必要かもしれません。不利となる個人情報は出す必要はないかも知れません。
転職によって働く環境を変えることもいいこと
うつ病になる人の性格として、まじめで責任感が強く、周囲の人への配慮ができる人が多いと言われています。几帳面で仕事熱心なその性格は元々、仕事に向いており、雇う側も求めたい人材です。
ですから、転職によって労働環境が変わるなど、その人に良くマッチするなどうまく行けば、会社にも十分に貢献できる存在なはずなのです。ネガティブに考えず就活、転職も頑張っていく事をお奨めします。
生活も掛かってくるし、長い人生を無職のまま経過させるわけにもいかないでしょう。ハローでも転職エージェントでも、何でも借りれる力は借りるとして、頑張ってみてはどうですか?
まとめると
仕事の環境が原因でうつ病になると、休職するかそのまま仕事を続けるかの選択を迫られます。また、場合によっては休職か退職かの選択となる場合もあります。しかし、退職した場合でも改善すれば就活・転職をして、新たな環境で仕事をするのも悪いことではありません。
うつの原因には、結婚や出産など直接仕事とは結びつかないものもあるので、はじめの自己分析はそれなりに必要です。そして、転職に際しては、転職エージェント、転職サイト、ハローワークなど、あなたにとってプラスになれば何でも利用しましょう。
その場合、退職の理由としての「うつ」病のことや病にかかわる現在状況などの申告については、慎重に行いましょう。基本は元気を取り戻して就活をしているのですから、取り立てて申告しない方がマイナスは少ないと考えます。もちろんケースにもよりますが。
<管理人の声>
あなたの職場がもし、うつ病を患うような劣悪な労働環境であるならば、追いついめられた段階では、退職もやむを得ないことだと思います。もちろん、その職場があなたの状態を受け入れ、フォロー支援してくれるならば、続けて同じ職場で頑張ってみるとい選択肢もないわけではありませんが。
とくに、病気が悪化している状態ではあなたの心の健康を第一にすべきと考えます。病気が改善してから、再び仕事に頑張るという意志さえあればいいのですから。
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