転職履歴書の書き方、自己PRに始まるエトセトラ
転職や仕事探しをするときに、まず必要になるのが履歴書送付や履歴書持参という作業です。ですが、いざ書くとなると、その基本的な書き方がイマイチよくわからないとか、難しいと思う場合があります。特に自己PRとか、志望動機の書き方は難しいものです。また、そのほかにもいくつかポイントがあり、それらをいかにまとめてみました。
目 次 ・履歴書のポイント ・職務経歴書のポイント ・自己PRのポイント ・世代別アピールポイント ・問い合わせ電話・メールのポイント ・電話による問い合わせ ・メール質問作成 |
履歴書のポイント
履歴書の作成にあたっては、あなたが応募したいその会社が用意しているweb上の応募フォームで作成する場合はそれに従えばいいのですが、会社によっては迷う場合があるかもしれません。中には手書きを求められる場合もあり、その場合にはそれなりの意図があると思ったほうがいいでしょう。
その会社の業務では、手書きの場面がよくあるという場合に、あなたの書く文字が読みやすいかどうかを判断するためなどのこともあるそうです。
問い合わせてみて、「どちらでも結構」という場合には、あなたの自主的な判断でいけると思います。作成に当たってのちょっとした注意点は以下のようなことです。
<七つのポイント>
・手書きをする場合、黒文字のボールペンで丁寧に書く。誤字脱字があるときには新しい紙に代え、最初から書き直す。
・学歴の記入は、「義務教育は卒業年次のみ記入」、「それ以降の学歴は入学・卒業年次ともに記入」、「大学などは学部・学科まで省略形ではなく正式名称で書く」
・職歴の記入は、原則的には全ての職歴について入社、退社歴を記入する。職務の内容をアピールしたい場合は、配属部署まで記入する。
・資格や免許の記入では、持っているものはすべて記入する。応募する職種に関係しないものでも書くようにする。また、取得を目指して現在勉強中のものでもその旨書くとよい。
・希望条件欄の記入は、自分のキャリアや資格など自己アピールを絡めて書くようにする。
・提出年月日の日付記入は、郵送する日または持参する日を書き込む。
・履歴書に添付する写真撮りは、ビジネススーツに着替えて髪型を整えて気合を入れて撮ります。
職務経歴書のポイント
職務履歴書は、履歴書では伝えきれないあなたのキャリアの詳細についてアピールするものです。むしろ絶好のチャンスと考える方が前向きでいいのです。
<編年体形式>時系列表記による場合
⑴見出し: 入社・配属、異動などの年月を明記
⑵配属・職務: 職務や配属先(部署)、ポジション、昇進などについて
⑶業務内容: 詳しい業務の内容と共に、アピールできるポイントを探して自己アピールをするチャンスであることを忘れないようにしよう。
※転職によって、業務や職種が変動した場合は、新たに見出しを書き起こし、⑴⑵⑶を繰り返す。
自己PRのポイント
応募先の企業によって、そしてその職種によって求められる経験やスキルが違ってくるのは当たり前です。ですから、あなたのキャリアの中のどの部分を相手企業の求めることと、それをうまくマッチングさせるということをイメージしながら自己アピールの仕方を考えることになります。
これまで、あなたがどんな業界でどんな業務を担当してきたのか、それによる成果や実績はどうだったか?等々、これまでのキャリアを一つひとつ詳しく具体的に整理していきます。それをもとに、職務経歴書にまとめていく文体としては、具体的かつ簡潔な文章で仕上げていきます。
世代別アピールポイント
20代、30代、40代では経験値が違うので、当然アピールポイントも違ってくることをまずはイメージしておいてください。
この国では、新卒採用が好まれますが、他の国ではあまり新卒に固定した採用という概念はないと言われます。そんな意味ではこの国の方が特殊と言えるかもしれません。まあ、それでも今日ではそんな日本でも、転職は当たり前のこととなってはきました。
しかし、若い20代と30代、40代ではそれぞれにアピールすべきポイントは違ってくると考えた方がいいでしょう。新卒や若い20代が採用に好まれるものがあるとすれば、それは若いということの魅力でしょう。先が長くあるということは、それだけ伸びしろがあるとも見えますし、会社の社風に染まってよく働いてくれるだろうという期待も込められていると思います。
20代の転職では例え少ない年数のキャリアであっても、新卒との違いを意識して、自分には何ができるか、どんな経験を積んできたのかはアピールしたいものです。
30代では、おそらく即戦力としてのスキルや経験をもとにした貢献が求められるはずです。一定のキャリアは積んでいるであろうと思われるので、その期待を裏切らないだけの自己アピールを用意しましょう。
40代での転職では、短期に会社の業務課題を把握して改善の提案ができるなど、ニーズを見極めて自己アピールできると最高でしょう。
問い合わせ電話・メールのポイント
求人広告だけでは、なかなか詳しいことが分からずに、あなたが応募するかどうかを迷う場合もあることでしょう。例えば、募集されている職種の具体的な仕事内容や事業内容についてはやはり問い合わせしたいこともあると思います。
また、応募資格によってはあなたが選考対象になるのかならないのかが分からない場合、面接日時の調整依頼など、電話かメールで問い合わせる必要があることもあります。
電話による問い合わせ
まず、手元に求人情報や筆記用具、カレンダー、履歴書などを置き電話をかける。携帯電話では電波状況の良い静かな場所で行い、多忙と予想される時間帯は避ける。
まず初めに自分の名前と素性を簡潔に告げ、「〇〇求人募集の件でお尋ねをしたいのですが、担当の方にお繋ぎいただけますか?」というような入り方をする。
言葉遣いに注意しながら、質問は要領よく絞り込んで行う。例えば、「二つの事でお尋ねします。一つ目は・・・・」という具合に。
また、志望動機など、逆に質問を受けた場合のために履歴書をそばに置いておく。
メール質問作成について
(パソコン使用の方がベター)
メールの件名:「求人広告についての問い合わせ」など判別のつきやすいタイトルとする。
本文:長文は避け、箇条書きの方が読みやすい。
個人のwebメールを使用する。
<サンプル>
件名:「◎◎◎求人への問い合わせ」
〇〇◎◎株式会社
採用担当者様
前略(書き出し)
~~~~~~~
~~~~~~~
※貴社の求人募集に応募したい旨を伝え、問い合わせの目的を明確にする。
■問い合わせ内容
⑴ ▲▲▲▲…
⑵ ●●●●…
(以下は、必要があれば書き添える事)
■自己紹介(氏名・年齢・住所・最終学歴)
■略歴(箇条書きで)
■資格・スキル
■連絡先
・メールアドレス
・携帯電話
※ポイントとしては簡潔で分かりやすく書くことです。
<サイト管理人の泪です>
今どきの手書きをすることが少なくなった時代にあって、手書きで履歴書などを書くという作業は、あなたにとって苦痛かも知れません。それに、あまり達筆ではない場合はなおさらです。ですが、その場合でも丁寧に書くこと、読む人に読みやすくということだけを意識して、クセの少ない文字の形で書けばそれでいいのです。
送付した履歴書は、その相手の会社とあなたのファーストコンタクトとなる場合が多いことでしょう。つまり、それはあなたに対する第一印象となることを十分に意識して、抜かりなく対処しておきましょう。そうしてスタートでの無駄なハンデは絶対に避けましょう。
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