自己分析と就活…「あなたは何のために働くのですか」
世の中では、たくさんの人たちが働いていますが、みんなが同じ思いで働いているというわけではなく、それぞれがそれぞれの異なる思い出で働いているもののようです。そこには、似ていたり共通していたりの部分もあるかと思えば、相当に違った思いもあるようです。ですからあなたがそうだから、人も必ず同じというわけではないのです。
「働く理由」とは
よくある「働く理由」というものを挙げてみましょう。
〇生きて生活していくため
〇食べていくため
〇家族の家計を支えるため
〇親の生活を支援するため
〇子育ての足しにするため
〇働くと充実感が持てるから(働くことが好き)
◇遊んだり、ショッピングしたりするお金を稼ぐため
◇家を建てるお金を稼ぎたいから
◇車を買う資金を得るため
◇お金持ちになるため
また、働く理由などあまり考えない場合も多くあります。看護師になりたいから、弁護士になりたい等々「〇〇になりたい」系の場合、すでに職業的に目的があるのでその目的の達成のために行動あるのみだからです。
であるにしても、何故、看護師になりたいのですか?、何故、弁護士になりたいのですか?のような問いかけにはそれなりの答えとなる理由があるはずです。
そうなると、先に挙げた「生きていくため」「お金持ちになるため」などの働く理由もクロスしてあがってくるのかもしれません。例えば、生きていくために生業として安定的な看護師になりたい。とか、お金持ちになるために弁護士になりたい、などのようなことです。
働く目的がただ一つとは限らない
もちろん一つの理由や目的だけでで働く人もあると思いますが、人によっては、複数の強い願望や目的意識がある人も多いことでしょう。また、割合の問題であるような人もいると思います。例えば、50%は「生きるため」であり、30%は「金持ちになりたいから」、残りの20%が「欲しいものを買いたいから」というような場合です。
「労働を経験すると変わる部分もある」
でも、取りあえずであっても、いざ働いてみるとそれなりに面白く感じてみたり、収入につながったことに充実感を覚えたりするものです。また、人のためになったことが嬉しいとか、家族のためになってよかったなどの、副次的なメリットや効果も期待できます。はじめの理由が「生きていくため」という生理的欲求が強かったという場合であっても、働くという経験を通して変わり得るものです。
多くの人にはたいていの場合、向上心があるものです。一つことが上手くいくと、次はさらにこうしたいとか、こうなりたいなどの欲や、キャリアアップへの意欲も湧くでしょうからそれが次の展開へのエネルギーになるものです。ですから、人はいつの間にか、目的意識が変わってきたり、修正したりするものかもしれません。
「なぜ働くのですか?」とは突き詰めると、なかなか自分でも明確でなかったことに気づくことの多いこの問題ですが、就活戦線を乗り切ろうとするあなたであるならば、一度はこの問題を自分なりに突き詰めておかなければなりません。なぜなら面接の際には、面接官に問われる可能性が高い事項だからです。
それらは、ゆくゆくはその人の仕事観、職業人としての心構えやスピリット(精神)にもつながっていくものです。
その時、あなたはどう答えるのか?
〇自分の興味ある業種で、キャリアを磨き身を立てていきたい。
〇働くことを通して自己実現をしていきたい
〇自立したい
仕事観は
〇楽しく働きたい
〇プライベートと仕事を両立させたい
〇人のためになる仕事をしたい
〇社会に貢献したい
〇自分の夢を実現させたい
キーワードは「何故?」
それぞれにいろいろなことが考えられることでしょう。しかし、どうこたえたとしても、 その次に「何故ですか?」という質問があなたを待っています。
「なぜ、あなたはこの業種に興味があるのですか?」
「あなたの自己実現の中身となるイメージを具体的に話してください」
「この会社で働くことと、あなたの果たしたい社会貢献の関係とはどんなものですか?」
「あなたの夢とは、どんなものですか? そして、この会社で働くことと夢の実現にはどのような関係があると考えられますか」
「あなたにとっての自立とはどんなことですか?」
etc etc….
具体的でなく、曖昧な概念(「自己実現」「社会貢献」「夢」等々)の言葉に対しては、その中身の具体的な説明や、「何故」という質問が必ずやってくると覚悟しておきましょう。その上で貴方なりの突き詰めた答えを用意しておくことが大切です。
そもそも「自己実現」とは?
一言に「自己実現」と言っても、それはなかなか奥の深い哲学的な概念です。誰しも自己の実現は果たしたいことでしょうけれど、これまで十分働いてきた私自身でも自己実現への途中であり、まだまだ実現していないことのように感じます。
「自己実現」とは、単に就職を果たし、そこでキャリアアップをして昇進し、役職のステップを上昇させて給与面でも満たされるというだけでは不十分に感じられます。それだけなら単なる会社人間のようでもあり、本来はその先に人生の目的があるように思われます。
その会社で働くことを通してどんな人生の目的を実現させていくのかは、その人特有のものであって、そこまで、若い段階でイメージできるのは至難の業です。何処まで行けば、それが到達点なのかは測りにくいもので、その時々で変化しうるものかも知れません。
あなたにとっての自己実現とは?について、現時点ではこうですと言えるものを突き詰めておかなければいけません。
<サイト管理人の泪です>
「自己実現!」、この言葉は、就活に際しては軽々に使わないことの方が、はるかに得策であるかも知れません。それは、突き詰めたら奥の深い哲学的なものになってしまう可能性がありますから。ドツボにはまってしまいがちですから。
このサイトは、転職希望者や就活生、フリーターさんに役立つサイトです。
関連記事やカテゴリーからも欲しい情報をゲットしてください。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
スポンサーリンク
関連記事
-
-
自己分析診断は、自分が何者かを知るために必要なもの
「自分のことは、自分が一番解っている」、あなたもそう思いながら日々暮らしていませんか?私も大概は
-
-
自己分析とは「社会人基礎力」を伸ばすために行うもの
経済産業省は、「職場や地域社会で多様な人々と仕事していくために必要な基礎的な力」として3つの能力
-
-
面接時の自己PRを準備しよう
「企業がどんな人材を求めているか」については、あなたがターゲットとする企業やその業種
- PREV
- 正社員を目指す迷えるフリーターさんの悩み相談
- NEXT
- 私たちはこんな国に生きている