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自己分析診断は、自分が何者かを知るために必要なもの

「自分のことは、自分が一番解っている」、あなたもそう思いながら日々暮らしていませんか?私も大概はそういう思いで生活しています。でも、現在の自分の志向や思考、そして嗜好などが複合的に絡まって、今ある生活感覚や趣味を形成しているとすれば、子どもの時から全く同じであったわけではありません。

例えば、小学校のころはテレビアニメや漫画本にあれほど熱中して、暇さえあれば漫画ばかり描いていのに、大人になったいまでは漫画とはまったく縁のない生活であるとか、小さい頃から少年野球、高校球児としてやってきて、今では事務系の会社員なんてことはざらにある話です。

そのように一見、半生において連続性がないのは何故なのか、どこでどう変わってしまったのかなど、自分でもうまく説明できないことの方が多いのは何故でしょうか。

自分について知る

例えば、野球少年やサッカー少年が、小学校→中学校→高校→大学と一つのスポーツで技を磨き、プロの選手として生業とすることができるなんて、それはブレのない価値感に変更のない幸せな人生と言えるでしょう。

でも、通常はプロ選手になれるのは一握りの優秀な人だけであって、その陰にはたくさんの挫折者の山があるわけです。ですから、多くの人は自ら進んで、あるいは、止む無く方向性の変更をしていくことになります。それも生きていくために。

挫折や、進路変更などは人生にとって無意味なマイナスの出来事であるかと言えば、必ずしもそうとは限りません。例え、それまでのクラブ活動や受験勉強を止めたとしても、その過程で得たものや身に着けた力(例えば、学力や忍耐力、人間関係力など)は決してマイナスではないはずです。

自分にとって過去の挫折体験として、思い出したくないと封印している出来事であっても、見方・考え方によっては、あなたの長所として納得でき過去との心理的な和解が出来るものかもしれません。それは、きっとあなたの人生にとって幸運なことでしょう。

就活にあたって、自己分析をすることの意義

日頃は日常生活に追われ、わざわざ立ち止って考えることのないことですが、この際ですから、自分の「長所」と「短所」について深く考えてみる事が必要です。それも、自分で認識している「自分」と周りの人が感じている「自分」についての認識が、どれほど一致している、あるいはズレているものなのか、その点も検証しておきたい部分です。

自分で認識している自己像と、自分では分からないけれども他者には見えている自分の像は、どちらも否定できない本質があると考えたときに、自分が何者かを知るうえで役に立つでしょう。

また、通常は長所を生かし、短所を克服するということを考えがちですが、事によっては短所を克服する過程において獲得した資質の方が、将来的に役に立つものであるかも知れません。そこも考えてみるべき点です。

あなたの半生を振り返る

あなたにはそれまでの半生において、小学校時代、中学校時代、高校時代という3つの時期を経て、大学生である今のあなたがあるわけです。ですから、取りあえず現在のあなたについては横に置くとして、それぞれの時代に関して変遷を辿ることをしてみて下さい。

例えば、熱中したこと、趣味、クラブ活動、得意教科、苦手教科、頑張った事、等の一つ一つについて小学校時代→中学校時代→高校時代と順に沿って書き出してみましょう。

クラブ活動で、小(少年野球)→中(卓球)→高(吹奏楽部)となる人もあれば、小(少年野球)→中(野球)→高(野球)という人もあるでしょう。どちらがいいとか悪いとかの問題ではなく、そうなるにあたってどんな変遷があったかとか、自分自身の変化についてつぶさにチェックしていきます。

そうしてどの時点、どんな場面でどんな経験をして自分がどう成長したか、どんな力を着けることが出来たかを考えていきましょう。今の自分は過去の自分によって作られている。そんな成り立ちが見えてくるでしょう。自分が一体何者であるか、それが少しづつ形となりつつあるわけです。

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大学時代について総括しよう

この文章を読み、自己分析をしようとしているあなたは、今現在「大学生」そのものであるかも知れませんね。3年生であれば、まだ十分とは言えないまでも(?)時間があります。もし日々を無目的にあんのんと過ごしているなら、これからの生活をアクディブに切り替えてみてはどうでしょうか。

大学時代は、それまでと違って自分の思いにチャレンジできる可能性は大きくなります。何でもできます。海外旅行でも、ボランティア活動でも、アルバイトでも、創作活動、政治活動、何でも意志さえあればできます。もちろん、自己責任の範囲内ですが。

「起業」でさえも可能です。もちろん、少数でしょうがネットビジネスなどの世界では学生時代に既に収益を上げている人さえあります。卒業後に企業に就職するのならば、ビジネスの生体験をしてみることで、解ることは膨大です。

それは、就活においても他の学生に対してアドバンテージとなり得るものです。アルバイト体験なども重要ですが、起業経験は経験値においてその比ではないでしょう。

大学時代の棚卸しを急げ!

時系列的に順を追って考えてみましょう。

⑴なぜ、その大学、その学部を選択したのか?
あなたの事情によると、その大学、学部への進学が積極的な理由のよるものではないかもしれません。例えば、「他の大学には受からなかったから」とか、「親にすすめられたから」等々の場合です。また、「その大学が有名だから」などのブランド性に惹かれた場合もそうです。あなたの主体性は、そこには見えません。企業は、主体性ある人材を求めています。このことをきっかけにあなた自身の大学生活の在り方を問い直してみるのも重要です。

⑵大学での学業面で力を入れていること(講座、ゼミなど)
⑶資格取得や、特技などで力を入れていること
⑷サークル・アルバイト・ボランティア・趣味・その他、で力を入れていること
⑵⑶⑷(※目的をもって意識的に行っていることを中心に書く、成果があればそれも書く)

ここでもあなたの主体性が問われていると思って間違いないでしょう。主体性があるから、発展性があるのです。主体的に努力して一つの地点に到達したら、次の目標が見えてきます。そうするとエンドレスな成長が期待されます。

⑸人間関係の中で、あなたが学んだことや心掛けていること(成果があれば、それも書く)
⑹大学生活で、一番頑張ったこと(エピソードを交えて)
⑺あなたがこれまでに困難を乗り越えたこと(大学時代のことが望ましい)

大学時代は、現在進行形の時期ですから今日からでも遅くありません。アグレッシブにいきましょう。アルバイトやボランティアの経験、インターン制への参加、資格取得の意欲などあなたの向上心が相手に伝わるように考えたいものです。

現段階で、自分に不足している点を感じた場合には、大丈夫今から挽回しましょう。

そうやって大学生活を通してあなたの価値観を磨き、コミュニケーション能力を鍛えて、それを他者に伝えることが出来ればいいわけです。そこらへんを踏まえて、現在のあなたの自己分析を試みてください。大丈夫! 大丈夫!

世の中は、あなたの命まで差し出せなんて要求はしていません。開き直りや、楽観性も必要です。
大丈夫! 大丈夫!

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