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アルバイトは自由ですが将来性には限界があります

 

<tomoさん 35才  男性>

就職後に退職してしまい、フリーター生活の始まりです

私は、大学での就職活動を経てある企業に就職を果たし、社会人としての第一歩を歩み始める事になりました。

大学では経済学部に在籍をしていたのですが、就職をした会社は工場内での作業が中心であり、大学で学んだ事や知識が生かせる職場ではありませんでした。ただ一つ言えるのは大学を出た事によって初任給が高い事だけであり、高給を得る為だけに大学に行ったのだと感じ始めました。

もし、私が機械学科を卒業していれば筋道が通った仕事だと思うのですが、だんだんと何のために大学に行ったのか疑問に思うようになったのです。アルバイトの人も働いている企業でしたが、やる事は殆ど同じでしたし違う事は給料と昇給が保証をされている事でした。

私は自分の進むべき道では無いと思いましたし、一生この会社で骨を埋めて働く気にはなれませんでしたので、3年ほど勤務をした25歳の時に退職をする事に決めました。

自由を求めてしまいフリーター生活になりました

私は、退社直後は新しい就職先を見つけようと必死になって仕事を探しました。職安にも毎日の様に出向いて条件に合った会社を探しましたし、新聞の職業募集欄を見ては再就職先を見つけて面接に行った事もありました。

3日に一回ぐらいは企業での面接を受けに行ったのですが、話を聞いている内に条件と違っていたりして、この企業で働きたいと思った企業が見つかりませんでした。

そうするうちに次第に疲れてしまい、しばらくは何もしないで遊んでいた事があります。私は、当時はまだ25歳でしたので、いざとなれば就職先ぐらいいつでも見つかると甘い考えを持っていました。

昼間から外に遊びに行ったりしていましたし自由自在に気ままにしていたのですが、次第に両親にも心配を掛けるようになり厳しい目で見られるようになりました。そこで何かをしなければ行けないと思う様になり、次はアルバイトを探したのです。25歳と言う若い年齢でしたので仕事は山ほどある状態でした。

お客様相手の接客業に携わって見たいと思う様になり、大手のファーストフード店でアルバイトをする事になりました。そこはハンバーガーチェーンでしたが能力給になっており、最初の自給が520円でしたので就職していた時期と比べますと安すぎますし、当時の平均時給と比べますとかなり安いバイト料だったと思います。

仕事を覚えて行くうちに認められて徐々に時給が上がるシステムでしたが、2カ月置きぐらいに20円ずつアップして行き、最終的には600円まで上がりました。

それでも600円ですから安い時給ですし、交通費が出ませんので差し引きをすると手取りが少なくなる時もあるのです。基本的には朝の9時から夕方の4時までの7時間勤務でしたが、時には急遽シフトに入って欲しいと頼まれてしまった事もありました。

2時間だけ来て働いてくれと言われ応援と言う形で勤務をしましたが、往復の電車賃が500円でしたので差し引くと2時間働いて700円にしかならず時給にして350円です。アルバイトの扱いは最低だと思ったこともありました。

居心地がよくなり、再就職の事は忘れてしまいました

2年、3年とファーストフード店で働いていたのですが、仕事は主にハンバーガーを焼いてお客様に提供をする仕事です。男性が裏の厨房に回ってハンバーガーを作り、女性はカウンターに立ってお客様のオーダーを聞いて、裏で作ってお客様にお出しする接客業務です。

アルバイトの殆どが学生さんで高校生と大学生の方が8割を占めていました。フリーターは私を含めて3人居ましたが、本来は学生さんが学校帰りにアルバイトをして働くのが一般的な流れでした。

高校3年生の方の場合、卒業が近くなると大学受験の為に辞めてしまったり、大学生の方でしたら就職活動の為に辞めて新たな第一歩を歩みだしていくのが普通でした。

ですが私の場合はすっかり居心地が良くなってしまい、このままアルバイトでも良いのではないかと思ってしまったのです。従業員全員と仲が良かったですし、新しい仲間も入ってきて楽しくやっていましたので、とても楽しかったのです。

当時は就職先を探すのも面倒くさいと思っていましたし、心のどこかで逃げたいという気持ちが働いていたのだと思います。

このままでよいのかと、将来のことを考えはじめました

アルバイトを始めて4年の月日が過ぎてしまい、いつの間にか年齢も29歳になっていました。

様々なアルバイトの子が入って来ましたが大学受験で辞めて行ったり、就活の為に多くのバイト仲間が去って行きました。

私も大学の時にはアルバイトをしていましたが、就職活動の時にはきっぱりと辞めてしまい就職活動に力を入れていました。ですがそんな私が仕事を辞めてアルバイトに舞い戻ってしまったのです。

アルバイトの子達は期間限定で働いて自分の進むべき道が決まれば辞めて行き、新しい環境で社員として働いているのです。そんな事を徐々に考える様になり、本当にこのままで良いのかと思うようになって行きました。

アルバイトなので休めば時給は貰えませんし病気でもすれば収入はゼロです。給料もありませんし昇給も社会保険もありません。私は、こんな生活をしていて将来があるのかと考えるようになってしまい真剣に将来を見つめ直しました。

一生一人で暮らしていく分には良いのでしょうが、好きな人が出来ても結婚をする事は絶対に無理ですし、安定していない男のところに誰が来るのでしょうか。私が親でしたら定職を持たない男の所には絶対に娘を渡しません。

そんな事を真面目に考えるようになり、29歳の時に4年間勤めたアルバイトを辞めて、建設会社に就職をして今現在に至っています。

妻と子供と暮らしていますが安定をした給料をもらえる事で生活を支える事ができているのです。フリーターも一つの人生かも知れませんが、どうしても生活には限界がありますので、それなりの覚悟が無いと続けられないと思います。

<サイト管理人の泪みつるです>
この体験談のtomoさんですが、29歳のときにアルバイト生活に終止符を打って正規の就職をされたわけですね。遡ること大学新卒時の就職を3年にして挫折(その時25歳時点?)し、そこからの4年間のフリーター生活のようです。それは長い道のりだったですね。その4年間の有効な使い方によっては、もっと他のスキルや資格なども身に着けることもできたかも知れません。ちょっともったいない気もします。それにしても30歳前に再就職できてよかったですね。結果オーライというところでしょうか。さらなる幸運を祈ります。

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