【面接対策】自己紹介と自己PR
転職時の対策
面接対策は、就活の中で非常に重要なポイントとなることは間違いありません。面接時には、「自己紹介」や「自己PR」が求められることは必ずあることです。ただ、この二つ、厳密に言えば違うものですが、面接官は自己PRも含めて「自己紹介をしてください」と求めてくる場合もあると思われるので、そこのところの見極めが必要です。
ですが、自分なら「自己紹介では、何と何と・・・・を話す」、「自己PRなら、これこれこうこう」という具合に話すことを決めておき、両方のことを求められたら、決めておいたことを自己紹介、自己PRの順でくっつけて話すようにしてください。
純粋に「自己紹介」だけで求められる場合は、氏名、年齢、〇〇在住、現職(前職)の業務内容などごく簡単な事だけでよいと思います。それに加えるなら、得意な分野で面接先で貢献できそうな内容があれば、簡潔に付け加える程度でどうでしょうか。
それが、「自己PR」を求められた時には、少し違います。状況によっては「自己紹介+自己PR」という形になることもあるでしょう。基本的に自己PRは、何と言ってもPRなのですから、その会社にとって自分を採用することがメリットになると思わせるために話すというを忘れないでください。
自己PRの内容を決めるって、案外難しい
日常では、自分の事を宣伝するようなことはなかなかしないことの方が多いので、急にPRしなさいといわれたところで、簡単に思いつかない事の方が多いでしょう。ですから、自己PRの内容を決めるために、少し自己分析をしてみてはどうでしょうか。
例えばこんな方法はどうでしょうか。まずカレンダーの裏紙など、少し大きめの用紙(A4サイズ以上)を一枚と、文字の書き込める付箋をひとセット用意します。鉛筆と色ペンも用意して、用紙の真ん中に自分と大きく書き、それを楕円で囲みます。
そのまわりに、例えば「会社で得意なこと」とか、「仕事で成功した経験」、「自分で思う自分」、「同僚から見た自分」、「忘れられないエピソード」など、思いつくまま書いていき、それぞれを楕円で大きく囲みます。
そのように、書き出したテーマの一つ一つについて、付箋に思いついたことを書き込みそれぞれの場所に貼っていきます。用紙が付箋でいっぱいになるころには、何となく自分の姿らしきものが見えてきませんか。あらかじめ、テーマによって色を分けることにしておくとさらに結果は鮮明になります。
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今まで、自分でも気づかなかった自分が
もう一つのやり方として、それこそ付箋に思いつくまま、会社での自分についてなんでも片っ端から書いて貼っていきます。エピソード、経験、スキル、キャリア、同僚、成功体験、失敗体験、何でも思いつくまま書いて貼ります。
ある程度数が出たら、それをカテゴリー別にグルーピングしていきます。これとこれは「〇〇でくくれるな」といった具合です。もともと順序も決め事もなく、適当に、かなりいい加減に書きだしたことでも、数が出てそれをグループごとに分けてみると、思わぬ自分が浮かび上がってくることもあります。
見えてくる自分の姿
さて、その作業の結果どんなあなたが見えてくるでしょうか。業務に関する機械操作やスキルが向上したあなたの姿でしょうか。難しい仕事を苦労しながらも克服できた時のあなたでしょうか。
同僚や上司、後輩から頼られ相談されるようなあなたの姿でしょうか。または、あなたのコミュニケーション力で人を上手く動かしたり、人に協力を得られたリ、人と人をつなぐ潤滑油のような役割を果たすことの多いあなたでしょうか。それとも後輩への指導経験から得られた何かでしょうか。
接客のスキルにあなたのコミュニケーション力は、大いに役立つということはありませんでしたか。どうすれば、販売の促進につながるなどのノウハウが、何となく身についてきていませんか?
見えてきたそれらの積極面が、さらに磨きがかかることで、キャリアアップを目指したいと思いませんか? それが、あなたの面接する会社の志望動機として成立するかも知れません。
面接で、会社はあなたの何を見ようとしているのか
面接時に、会社はあなたのいろいろな面を見ようとすることでしょう。それは、あなたの仕事をこなす能力だったり、真面目さ、コミュニケーション力、すぐに辞めることはないか、など等・・・であり、それらを総合してあなたを採用するかしないかの判断材料とするのです。
あなたが、転職のスタンスとして同じ業種にシフトするのか、違う業種を目指すのかによっても違いはあると思いますが、見えてきたあなたの積極面を会社側の求める人間像にうまく沿わせて仕立てあげるように心がけてみましょう。
あまりにもにぎにぎしい自慢話は嫌われるもとなのでその点には注意をはらいつつも、経験したことなどをエピソードを交えてあなたの人間性がそれとなく伝わるようなアピールの仕方を工夫すれば、良い印象として相手に伝わりやすいと考えられます。
転職での壁は
転職での採用は、ことに前任者の退職による急な採用の場合が多いとも考えられます。そこで、最初に求められることは即戦力としての能力や前職の経験(キャリア)だと考えられます。そのことは、是非頭に入れておきましょう。
また、採用枠が少数の一名であったり、そこに応募者が集まればそれだけ倍率は高くなります。そのことも踏まえて、もし、結果が出なくても腐らずに次々とチャレンジしていくバイタリティーも、一つの積極面として自分を鍛える手段として欲しいものです。
ネバー・ギブ・アップの精神で、最後に一つ成功すればそれで良しとして、その一つを最後まで追い求めていきましょう。あなたが諦めない限り、あなたの明日は明るいのです。
まとめると
「自己紹介」と「自己PR」は、本来違うものですが、面接時に求められたらどちらを求められているか見極めが必要です。場合によっては確認のための質問してもよいでしょう。そして、自己PRをどのようにするかを考えるためには、的確な自己分析が必要です。
自己分析には、それなりの手法を使いましょう。見えてきた自分の良さやアピールポイントを相手の求める人間像(人材)に沿わせて、PRを完成しよう。それを文に起こして、読み上げ時間をはかりましょう。文字に起こすと300字で1分ぐらいのペースでしょうか。
転職サイトや転職エージェントでは、面接対策に力を入れているところが多いようです。言葉の選び方から、受ける事の多い定番質問など必ずあって必要なパターンまで定石として類型化されている情報が得られると思います。
その上であなたは相談に乗ってもらったり、アドバイスしてもらったりできます。そのメリットは結構大きいと思います。面接の経験とエージェントのアドバイスを交互に繰り返しながら、場数を踏んでいくことでだんだんとあなたは磨かれていくことでしょう。
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<サイト管理人の泪です>
ここで紹介した、自己分析のための手法は、転職を目指すという人だけでなく、これから就活を始めるという学生の貴方にとっても有効なやり方です。それまでの自分の経験などを一度、図式化してみてください。小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代などの分け方や、スポーツ、得意教科、アルバイト経験、ゼミ、趣味、その他の体験 etc…etc のように分けてみるというのもいいと思います。
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