面接でよく出る質問例とその対策
面接では、様々な質問がやってきます。中には予想も想像もできない質問もあるかもしれません。今回は、質問の内容により6つのパターンに分けてまとめてみました。特に面接直前の方など一度見ておいて損はない記事です。
■学生時代に関する質問
・学生であるあなたが、この間打ち込んできたことはどんなことですか?
(質問の意図)面接官は、あなたが仕事に対して打ち込んでくれるものかどうかを見たいのです。ですからできるだけ具体的に答えるようにしよう。
・サークル活動はどんなことをしていますか?
(質問の意図)サークルという組織の中でのあなたのポジショニングや貢献の様子を知りたいのです。どんな役割をどのように頑張ったかを言いましょう。
・アルバイトはしていますか?
(質問の意図)賃金をもらって働く仕事に対するあなたの熱意の度合いをチェックしたいのです。目に見えるように数値的なものに置き換えられるような成果があれば、それらを織り交ぜながら話しましょう。
・ゼミや卒論の内容に関する質問
学業に関することは学生の本分ですから、本業にどれほど粘り強く継続的に取り組み、どんな成果を上げられたかを説明します。特に志望企業の業務内容につながるような側面があるならば、それは自己PRにつながる絶好のチャンスですからレポートなどの一部を披露するなど工夫してみましょう。
※学生時代は、大学の時期だけでなく小中高とそれぞれの段階での頑張りや、そこに始まり今に至るキャリアなどの披露のチャンスもあるかもしれません。効果的な話の引き出しを用意しておきましょう。
■その人の特性に関する質問
・趣味や特技はありますか?
・あなたの夢はなんですか?
・最近どんな本を読みましたか?
・あなたに影響を与えた人は誰ですか?
・友人と言えるような人は何人いますか?
これらはよくアリそうな質問ですが、実は私、少なからず憤りを感じるのです。趣味や読書傾向などは、本来その人のプライベートの分野に属するものであって面接の場では思想のチェックにもなりかねないこのようなこの種の質問はするべきではないというのが私の考えです。
だってどうでもいいではありませんか。例えば、技術系の仕事に就きたいという人が、村上春樹ファンであったり、営業の仕事に就きたい人がゲーム好きであったりしたとしても、本来は個人の自由でしょう。と思うのです。
ですが、質問者にはそれなりの探りたい意図があるわけで、採用の合否に関わるヒントを探しているのです。ですから趣味も特技もその他の質問も、志望する会社の業務遂行に役立つようなイメージに話を加工して対応しないと、プラス評価が得られないということはありそうです。悩ましいことですが、本音を隠して内定後に腹の中で笑い飛ばすかして、憂さを晴らしましょうか。
その他にもこんな質問が考えられます。
・あなたの一番の失敗した経験はどんなことですか?
・あなたの一番の成功体験を話してください。
・あなたの短所はどんなことですか?
※自分の短所や、失敗・成功の要因などを冷静に分析できているのか、成功するための熱意や工夫、粘り強さなどを見たいのだと思います。
また、こんな質問もあり得ます。
・あなたは人からどのような人だと見られていますか?
・集団の中でのあなたの役割はどんな場合が多いですか?
※これは、周りの人とあなたの関係性や集団の中でのあなたのポジショニングや貢献の具合を想定するための質問です。
■当社(面接を受ける会社)に関すること
これは、企業研究に関するものでウチの会社を志望するならばこのくらいのことは調べていることだろうという企業側の思いからくるものでしょうか。また、実際に商品を使用してみたり、店舗に直接足を運び見ておくこととか、CMであればテレビやそのほかの広告媒体に普段から気を留めておくことなどが、求められます。
〇ホームページから分かること
・ホームページについてどう思いますか?
・株価、資本金などの数字的な情報について
・主力商品、ヒット商品などについての質問
・大まかな事業内容について
・企業理念に関わること
〇当社の強みと弱点等について
・新商品についての意見を求められる
・当社と●●社の違いをどう考えますか?
・当社の短所や長所について
・当社のCMをどう思いますか?
・当社の店舗を見てどう思いましたか?
〇その他
・当社の新商品に関するアイデアはありますか?
・当社でやってみたい仕事はありますか?
志望する企業に関しての研究は抜かりなくやっておく必要があります。できれば、ネット上のみでなく実際に足を運んで、社員の方と話をしたり、説明をしてもらい具体的な既成事実を作り上げておくと、あなたの話に具体性とインパクトが加わることになります。是非、実行してみてください。それだけで、あなたの行動力をアピールできるいいチャンスでもありますから。
■就職活動に関すること
これは、企業の面接官がとても知りたい直球質問です。
・他にどんな会社を受けていますか?
・当社の志望順位は?
・もし当社が内定を出したら、その後の就活はどうしますか?
■圧迫質問
・初めから希望する部署への配属は難しいですがどうですか?
・ウチは転勤が多いですが、それでもいいのですか?
・当社の仕事は決して楽ではない部分があると思いますが、我慢できますか?
さらに厳しい質問が続きます。
・あなたは当社に向いていないのではないですか?
・本気で当社に就職したいと思っていますか?
・もし、不採用だったらどう思いますか?
・結局あなたは何が言いたいのですか? もっと論理的に説明してください。
このような圧迫質問は、あなたがどのように反応するかを見るためのものです。狼狽して落ち込んではいけません。ノーテンキなくらい前向きに応答していきましょう。
■最後に気を許してはいけない質問
・最後に何か質問はありませんか? どんなことでもいいですよ。
・最後に何か自己アピールしておきたいことはありませんか?
このような質問は、面接の最終版に行われるもので、ほとんど終わったというホッとした安心して緊張の途切れた隙になされるものですから、ついうっかり「特にありません」と答えてしまったり、深まりのないマイナス評価な質問をしたりしないように気を付けましょう。「どんなことでもいいです」の言葉は曲者です。
コンサートで一度ステージを去ったミュージシャンがアンコールの拍手のあとに出てきてさらに数曲やるのと同じように、面接でも最後はこれで行くぞとあらかじめ決めておくといいと思います。
尚、面接は新卒に限らずキャリア組や転職組の場合も最近は多く募集されているので、この記事は大いに役に立てられるものと考える。ホームページからだけでなく、転職エージェントなどの情報源も活用することをお勧めします。
<サイト管理人の泪みつるです>
新聞の記事によると2018年3月卒業生の就職率が98%と1997年以降の最高数値だそうです。 本質的な好景気でもなさそうなのに、なぜか就職率は上昇していることが不思議ではありますが、率が下がるのよりは歓迎すべきことでしょうから、皆さんが少しでもそうして幸せに近づいてほしいものですね。
関連記事カテゴリー:面接
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