フリーターさんの憂鬱
今では貧困の代名詞として「憂鬱感」さえ漂う「フリーター」という言葉が初めて使われたのは、バブル期のことのようです。時間に捕らわれずに自由なスタイルで働き、例えば、海外旅行などを楽しむような人たちが出てきたことによる呼び名として使われたのでしょうか。
しかし、時代とともにその使われ方は変化しているようにも思われます。正規の雇にありつけず、仕方なくフリーターの身分に甘んじているというような意味合いです。
また、バンドなどの音楽活動や劇団所属などによる、アルバイト生活、芸人を目指してのフリーター、専門学校などに通いながらの非正規労働者はたくさん居ることでしょう。
ただ、共通しているのは、それらのことが将来的に成功を約束されているわけではないことが多いということです。とくに、音楽や芸能活動は、ひと握りの成功者の陰にはたくさんの挫折者がいるというイメージがあります。
どこで転換を図るか
自分自身どこで、どんな人生の判断をするのか。例えば25歳で方向返還をするのか、30歳で見切りをつけるのか、あるいは、「〇〇するまで」というような、中間的な目標を設定するのか、人によって様々でしょうが、いずれにしても苦渋の選択になりそうですね。
仕事は仕事として、生活の手段として職に就き、趣味としてすきなことは続けるという人もたくさんあります。そうやって細く、長く人生を楽しむのも一つの道かもしれません。
若いうちは、夢に向かって頑張る人も、それを応援する人も多いことでしょう。ですが、40年経ち、鳴かず飛ばずながらも、尚、続けて活動しているというのは団塊の世代のフォークシンガーの人たちぐらいでしょうか。まったくもって尊敬と賞賛に値します。
高い技術のフリーターもいる
今どきで言えば、Webデザイナーやプログラマーの技術のある人は、フリーター的な仕事で身を立てている人も多いようです。個人で仕事を請負いながら、けっこう生活が成り立つとか言う話を聞きます。
また、歯科医師や医師の免許を持ち、開業せずにフリーランスとして働いている人や、医師とまではいかなくても、医療事務や調剤薬局の事務の資格をとって、バイト的には破格の好条件で働けている人などです。
これからの時代は、フリーターではなくフリーランスを目指すことがトレンディーなのかもしれませんね。それでも前もって資格を得るのにかなりの投資が必要なのですが。
<管理人の声>
今、この国では「貧困」という問題がリアルに語られるようになりました。何十年か前には「一億総中流」なんて言葉があったことさえ信じられない状況ですね。フリーター=貧困という状況にならないために賢く生活を守ってほしいものです。フリーター頑張れ!
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