【就活】集団面接での「グループワーク」対策
面接手法の多様化
グル-プワークトレーニングという分野がありますが、このトレーニングの目的は協調性やコミュニケーション能力を鍛えるというのが主目的です。あらかじめ役割を決めておくなど、グループディスカッションと似ている点もありますが、その手法や内容は大きく異なります。
今どきは採用のための面接の方法が多様化しつつあると言われます。「グループワーク面接」や「グループディスカッション」などの方法の採用例が増えてきたことによるものです。
この、「グループワーク」が面接に取り入れられることは特別に多いわけではありませんが、一次面接か二次面接の早い段階で取り入れられ、集団面接のように多い人数からキラリと光る人材をチェックして、他はふるい落とすという人数を少数に絞るためにとられる手法だと言えるでしょう。
一般的にグループワークでは、以下のようにやり方にいくつかの特徴があります。
・目的となるミッションがあり、制限時間が設けられていること。
・課題として、業種に見合ったテーマが設けられることもあります。
・司会(進行役・ファシリテーター)、タイムキーパー、書記、その他のフリーな立場の人というように役割を決めて始めることが多いこと。(特にグループの人数が多い場合)
・例えばの一例として、内容の違う情報カードをそれぞれが持ち、見せ合うことはNGでも、口頭で伝えることはOKというように、いくつか一定のルールが決まっています。
会社の面接の一環ですから、それは例えば、「新商品の販売プロジェクトの計画」であるとか、「海外における商品の広告戦略」など、それぞれの会社の業種にマッチした題材からミッションが模擬的に設定されるというものです。
積極性のアピールが鍵となる
これは、面接での選考のために利用されるのですから、やはり面接官のチェックの網に掛かるような積極性が必要です。役割を自分たちで決める場合は、進行役を自ら買って出るくらいの積極性が欲しいものです。
進行役は、全体のリーダー的な立場にはなりますが、独断でものごとを進めず、他の人の力を引き出すような役目であると考えたほうがいいかも知れません。難しい言葉でいうとファシリテーション能力が求められます。
書記は、みんなの意見や出された情報をただ単にメモするというだけではありません。その要点を上手くまとめる必要があります。最後にグループごとの結果発表の場合には、そのまとめたメモをもとに、数分で全体に発表する機会が与えられます。その時は、書記の最大の見せ場です。いかにまとめた内容をうまく説明できるかは大きなアピール点です。
グループに課せられたミッションがありますから、最後はメンバー全員でその目的を達成して一つの答えにまとめ上げる必要があります。
まとめると
グループワークとは、もともとグループのメンバーがコミュニケーションを駆使して、協力してミッションを解決していくことを前提にルールが仕組まれているものです。ですから、積極的な参加の仕方やそこで発揮できた発言力、リーダー性などが必然的に評価されていきます。
必ずしも、進行役がいつも上手くグループを牽引できるとは限りません。迷走するようなときには、上手くフォーローするとか、代わりにまとめるための提案や発言をするなど、臨機応変な対応力も必要です。
難しいのは、この手法がグループあってこそできることなので、練習ができにくいことです。ですから、大学の授業などで経験できるチャンスがあれば、是非参加して経験しておくことが大切です。
また、市民団体などでそんな試みをしているようなところもあるかも知れません。例えば、途上国支援のミッションを掲げて、グループごとにアイデアを出し合うなど、グループワーク形式の手法を試みる場合もあるかも知れません。アンテナを張って調べてみるといいでしょう。
私の知るところでは、どの県にも組織のある定番なものとして「ユニセフ」の組織があります。これには、イベントなど個人レベルで自由に参加して中身を覗くことができるので、即経験できるものとしてお勧めです。
目的を「就活のため」と絞らなくても単純に楽しめる部分もあるので、経験としては有意義でしょうから。
<サイト管理人の泪みつるです>
面接の方法は全体的には多様化の方向に進んでいます。ですから就活者はそれらのことに何らかの対応する必要があります。
集団面接の場合は練習のしにくい場面も多いので、その目的やチェックポイントについては良く理解しておくようにしたいものです。
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