「9月半ば」のこの時期!いよいよ高卒採用解禁
タイムスケジュール
例年9月の半ばは、高卒予定者の採用解禁となる時期です。大まかなタイムスケジュールとしては、概ね以下のようになっているようです。
・6月1日 ハローワークによる求人申込書の受付開始
・7月1日 企業による学校への求人申込及び学校訪問開始
・9月5日 学校から企業への生徒の応募書類提出開始
・9月16日 企業による選考開始及び採用内定開始
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9月中旬に開始される選考(面接など)は、生徒にとっては第一志望の一社についてのみです。その後1週間以内に合否が学校に届くというものです。そこで合格通知を受け取った生徒は、就職内定となり、その時点で就活は終了となります。
不採用の通知が来た生徒に関しては、9月下旬から追加募集が始まります。10月からは、同時に2社の応募が可能になります。そして、合格通知をもらえた時点で就活が終了となります。
高校生はまだ未成年でもあり、家族や学校側の相談ケアを必要とします。また模擬面接など行っての、具体的な対策も必要となります。
特に、面接時に企業からの不適切な質問がなかったかなど、アンケート調査なども行われます。例えば、その本人の資質に関すること以外に、本籍や出身地、家族構成、親の職業や、愛読書などについての質問の有りなしなどをアンケートで調べるものです。
そのような質問は、就職差別につながる発想を企業がもっている場合に起こりがちです。
採用を取り巻く情勢
このところの就職内定率は高い水準で推移していて、3月時点で99%を上回っているようです。いわゆる売り手市場が今のところ続いているわけですが、採用後の離職率はまた別の問題を孕んでいるようです。
各県のハローワークに寄せられる高卒予定者の求人数はこの数年、増え続けていて過去最高を更新している状況のようです。7月から学校へ届く企業からの求人票も増えています。大手も地場中小も、人出不足を背景として、採用意欲はかなり高いと見ていい状況です。
県内就職希望、県外希望と希望は大まか二つに別れますが、企業名や給与水準で就職先を選ぶ生徒も多くあります。また仕事のやりがいよりも、休日日数・有給の取りやすさなど福利厚生を重視する傾向も一つの特徴です。
待遇面でどうしても大手優勢の情勢の中、従業員の補充がうまくいかない中小企業では、人出不足の解消のため、外国人労働者の採用に傾斜していくところも多いのが実情だともいわれます。
就活サイトや就活エージェントの存在
リクナビに代表されるような、大手就活・転職サイトが高校卒予定者を視野に入れた斡旋の展開をしていることも情報として付け加えておきましょう。
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今日では、18歳年齢で成人とみられるようになってきたとは言え、まだまだ社会的な経験に乏しい青年のことです。私自身のその頃を思い出すにつけ思うことですが、当時の私はまだまだ自分自身が何者であるのか、どんなことに向いているのか、将来的にどんなことをやっていきたいのか等々、さっぱりわかりませんでした。
だから、就職というよりも取りあえず進学して、時間を稼ぎたい、もう少し遊んでいたいという心情が強かったと思います。高校時代にそれほど遊んだという感覚もなかったし。
そんな状況だったと思いますから、高校生が7月の会社訪問開始からたったの2か月あまりの短い時間で、将来を左右するかもしれない就職先の応募対象を決めなければならないというのは、かなり過酷だと思います。
大学生の方が高校生に比べれば、もっと情報や時間があることでしょうから。高校側の更なる創意
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