入社1年未満で退職し、早速始めた転職活動
=転職体験= 30代前半 女性(東京)
心が限界を感じて転職を決めました
私は以前、物流会社の営業職として勤務していました。しかし、新卒入社9ヵ月目に退職することを決めました。世間はそんか私のことを「根性がない」と思うかもしれません。しかし、新卒で入社した会社をそんな短期間で辞めようと思ったのにもちゃんとした理由があります。
当時は日々の配達業務の他、お中元やお歳暮などの営業をしていたのですが、やりがいも感じず、誰かのためになっているとも実感ができていませんでした。
さらに、バイク便での配達中に人身事故を起こした先輩社員の始末書を書かされたり、定時に残った仕事を上司に丸投げされたりすることも当たり前のようにありました。
23時頃まで働いても残業代はつきませんでした。また、頑張って営業を取ってきてもそれは「指導力が素晴らしい」として先輩の手柄になり、先輩が評価されました。「新入社員は避けては通れないこの会社の習慣」と聞かされ、「同じことを自分の後輩や部下にしたくない」と思い会社への疑問は日に日に大きくなっていきました。
そんな中で、ある日、私は労働者なら誰でも活用できる権利であるはずの有給を私は取得しました。すると上司からいきなり電話がきました。
「先輩たちが働いているのにのこのことよく休めるね」
「君の仕事を代わりに先輩たちがやっているんだよ?おかしいと思わないか?」という言葉でした。
私は「労働者の権利であるはずの有給も使えないのか」という会社への失望と同時に、何かが落ちていく感覚になりました。そして、この電話をきっかけに「もう転職しよう」と思い始めるようになりました。
ただ、「入社1年未満で転職」という世間的な視線が恐かったのもあり、退職をしたところですぐに次が見つかるのか不安も大きかったです。当時一人暮らしをしていたのですが、貯金も少なく、このまま無職になった方が私にとって未来はないかもしれないとも思いました。
しかし、私はこれ以上この会社にいても幸せになれないし、未来を感じないし、何より自分自身がダメになっていくと思いました。そして「まだ若いし、自分の可能性に賭けてみたい」、と思い、退職することで決意を固めました。
転職を本気で考え、動き出す
それがちょうど10月末の頃でした。その後の先輩や上司、会社への目線は一気に諦めに変わったのですが、勤務しながら転職活動をすることができず、完全に職を失ってからの転職活動になることがわかりました。
私は「無職」という期間を出来るだけ少なくすべく必ず1ヵ月で決着をつけると覚悟を決めました。そして、いざ退職後に転職活動を始めたのですが、まずは、大手・中小の人材紹介会社約5社に登録をし、転職エージェントとの面談を開始しました。
すると会社によって強み弱みがあるのをすぐに知りました。しかし、私が重要視したのは担当エージェントとの相性です。私は元々ある程度自分で考えて行動したいタイプでしたが、必要以上の電話がかかってきたり、エージェントによっては自分のペースで転職できないことがありました。
そのため、「相性」は私にとって大事な要素でした。その中で全ての業界に精通しており私の意向も組んで動いてくれるエージェントが見つかりました。それが「DODA」です。ネットでの評判、そして、ここを利用して転職な成功した友人のおススメもあり、決めました。
「ここだ」という、まさに直感が働いた瞬間で、そこから二人三脚での転職活動がスタートしました。また、私は1月中に転職活動の終了をして、2月からの入社を希望していた為、エントリーから内定まで最低1か月かかると逆算しました。そして積極的に気になる企業へのエントリーをしていきました。
また、DODAには多くの仕事情報が詳しく載っていましたし、担当者はどんなに細かいリクエストも聞いて、それに見合った職業を紹介してくれました。少しでも興味を持ったらとにかくエントリーしました。
たかが9ヵ月の社会人経験だったので、自分がどんな業種や職種から需要があるのかわかりませんでした。そのため、多くの選択肢を持つため、なるべく多めにエントリーするようにしていました。
実際に、一次面接で「この会社は違う」と思うこともありました。しかし、「辞退はいつでも出来る」ということを頭に入れ、とにかくたくさん受けていきました。実際に「違う」と感じた会社は一次面接後に何度か辞退したこともあります。
とにかく転職エージェントに頼りました
「選考」である以上結落ちてしまう企業は当然あります。そのため、選考結果には一喜一憂していると精神的に参ってしまうので、冷静に受け止めることを意識しました。
時には不安で押し潰されそうな時もありましたがそんな時はすぐさまDODAの担当者に連絡しました。そんな時でも「不安の解消方法」「気持ちの整理の仕方」など的確は指示をくれたのは本当に助かりました。
私の場合は入社希望日が比較的明確だった為、その入社日に間に合うように早めに選考を組むようにしました。会社によっては面接の回数や選考のスピードも違うので、この段階ではなるべく急ぎめで選考を進められるよう、転職エージェントをどんどん利用して相談していきました。
2次面接が最終面接のケースもありますが、私が当時第1志望と考えていた転職先は面接が3回でした。早めに面接を受けたいこともやんわり伝えました。
しかし、第1志望の会社の最終面接は自分としては不甲斐ない出来栄えだったため、それをすぐに担当エージェントに連絡しました。自分の熱意を電話で代弁してもらうべく、電話で第1志望の会社に入社したい思いを何度も伝えました。
こうした理由は熱意をまとめた書類をエージェントに提出するとその企業に代弁してもらえることもあると知っていたからです。私の熱意がどれくらい影響を与えたかはわかりませんが、エージェントも考慮し、頑張ってくれて結果的に第一志望の会社に内定を頂くことができました。
転職活動を終えて実際に思うこと
結局私の場合は、その会社の最終面接が1月最後だったため、その時に最終面接、条件面談、そして入社意思決定まで一気に進めました。そして最終面接の約10日後には入社していました。
しっかりと面接や条件面談内で気になることも聞け、安心して入社を決めることができました。転職エージェントを活用し、妥協せずに気になる企業を受け続ければ、転職で成功できます。DODAを積極的に使い、担当者に任せてみてください。きっと良い方向に進みます。
前職は1年も持ちませんでしたが、今の会社では既に何年も経験を積み、日々前向きに仕事ができています。
転職サイト・エージェント関連情報
<サイト管理人の泪です>
このケースの場合、最大の成功のポイントは相性のいい転職エージェントと出会うことが出来たことのようですね。ユーザー(依頼者)の立場に立って、親身に相談の乗ってくれるところがあるとほんとに有難いものですね。
この女性の気持ちが転職に向かう大きな動機は「有給休暇」にまつわるものだったようですね。それはこの国(日本)の最も良くないメンタリティの部分です。管理職が部下に有給の100%消化を求める欧州(ドイツなど)とは雲泥の差ですね。私たち自身休んでしまうと、そのいない間をカバーしてくれる同僚に申訳ないという気がねが働くのも日本人的メンタリティです。
「休暇いのち」(バカンスは絶対のもので譲れないもの)の欧州人に大いに学ぶ必要がありますね。
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