*

第二新卒として挑戦した転職


=転職体験= 30代前半 男性Aさん

「結婚」によって気持ちが転職に傾き始めました

私は以前、新卒として都内の海外旅行をメインとした中小の旅行会社に勤務していました。しかも飛行機ではなく船での海外旅行を行なっている旅行会社で、年に何回かはクルーズの添乗員としてお客さんに同行しながらクルーズに行けるというメリットにとても惹かれて就職しました。

元々大学時代も国際政治学を学んでいたこともあり、世界平和や海外情勢には関心が強かったので「旅が平和を作り、平和が旅を可能にする」というその社訓にとても同意ができましたのでこの会社を希望しました。

世界情勢に大きく左右される海外旅行を扱っているからこそ、世界の動きに敏感になるし、仕事をしながら海外のことを学べると聞き、魅力を感じこの旅行会社にどうしても入りたいと思いました。大手ではありませんでしたが、やりがいはあるところだと思いました。

クルーズ旅行へ申込をしたいお客さんからの申込受付と申込後の具体的な手続きが具体的な仕事でした。ビザやチケット、現地港でのツアー取得のサポートやお客さんの不安に対する相談に乗ることなど申込から出発までのあらゆることのサポートをしていました。

この会社では確かに海外へのクルーズ旅行を扱っているだけあり、海外事情にはかなり敏感になったし海外の歴史や現状などを学ぶこともできました。南北朝鮮の問題やイスラエルとパレスチナの問題など複雑すぎてなかなかわからないことも学ぶ機会がありました。

また、在日コリアンや部落出身者など普段出会えないような人たちと出会うこともできたし、やりがいはかなりありました。仕事をしていても楽しくて充実していました。しかし、その考えが結婚によって全く変わってきました。

悩んだ結果、転職を決めました

大学時代から付き合っていた8歳年上の女性と社会人になった1年後に結婚したのですが、彼女の年齢から考えても子供は早めに欲しかったし、子供ができたら今の給料ではやっていけないと思いました。

社会保険こそあるものの、少し良いバイトをした方が稼げるぐらいの給料に残業代もボーナスもない状態では貯金もできないし子供なんて到底育てられないと思いました。

また、入社以来ずっと昇給もなかったのです。上司に全てを話し給料を上げてもらうように交渉したのですが、「こちらで検討して返事をする」と言われただけで返答がなかったり、再度伺っても曖昧に濁された答えが返ってきました。

合計3回ほど相談したのですが、1回も明確な答えをもらうことができませんでした。そして、会社への信頼度も自分の中で次第に落ちていきました。それがきっかけとなり、私の仕事へのモチベーションもどんどん落ちていき、最終的には「今の給料では生きていけない」という理由で退職をするという選択肢にいきつきました。

仕事内容自体は嫌いではなかったし、やりがいも感じていました。且つ、同僚同士、上司と部下など社内の雰囲気や人間関係も良い方でした。

今のこの「日本社会で社内の雰囲気が良くて、且つやりたいことをやれている人というのはどれぐらいいるのだろう」「やりたいことをやれているのは幸せなことなのではないか」などやりがいがあったからこそ給料という理由だけで退職して良いのかずっと悩みました。

もちろん、会社側からも何度も声をかけられました。しかし私の中で「給料があがらないということは生きていけないということ」と判断し、生きていけないならここにいる意味はないと考え、家族と家族の未来を守るために決めました。

選考に伴い、こだわってことと心がけたこと

そして、退職を心で決めつつ、転職活動をはじめました。幸いなことに私の場合は「第2新卒」の対象になるタイミングだったので、そのチャンスを活かし転職活動しました。企業説明会にも積極的に参加しました。

「少しでも社会人経験がある」というだけで第2新卒はある程度優遇されたように感じます。もちろん、多くの企業で第2新卒を募集している訳ではありませんでしたが、「やりがい」「以前よりいい給料」という2点の絶対譲れない条件に絞って探して見つかった1社に目標を絞りました。

第2新卒として応募したところ、「筆記試験」は免除されました。その後の集団面接、個人面接を突破できたわけですが、私自身も「給与面以外では前向きに働けていた」ということもあり、身についたことも多かったことから、どんな質問に対しても自信をもって答えることができました。

面接を難なくこなし、会場で「採用」と言われました

前職で身についたことが多かったので、「その会社で自分が何をできて、1年後、3年後、5年後に自分や会社がどうなっているか」という具体的な質問にも明確に話すこともできました。緊張もせずにはっきり堂々と受け答えができたために、そのまま最終面接の会場で「採用」の2文字を伝えられました。

たった1社しか受けていないのですが、採用まで辿りつけました。まさかそんなことあるとは思ってなかったのでとても嬉しかったです。前職の旅行会社を退職後、それほど期間をあけずに再就職することができました。

個人的には「なぜ前職を退職したのか」ということと「その会社で何ができるか」ということが明確に説明でき、且つ堂々としていることが転職を成功させる最大の秘訣だと思います。そして、自分自身の武器を最大にアピールし、「第2新卒」というメリットを最大限活かすことがポイントだと思います。

転職サイト・転職エージェント関連情報

<サイト管理人の泪です>

Aさんの会社、給与面では相当ひどいブラックですね。残業代が出ないというのは即、労働基準法違反ですし、ボーナスが出ないとか、昇給がないなどの条件は採用時に説明が成されていなくてはなりません。それも説明責任を全うしていない会社の落ち度です。時間給のアルバイトとは違う正社員なのですから。
競争の激しい中小の旅行業界ならではのことなのでしょうか? あの問題を起こして起訴されている「てるみクラブ」の件を思い出しますね。

  ことばの定義
 第二新卒:学校卒業後一旦は就職したが、3年未満のうちに転職を志す者
 既卒:学校を卒業したけれども就職をしていない人
 経験者:学校を卒業後3年以上の社会人経験がある者

 

スポンサードリンク

関連記事

インターンシップの活用方法4点

  オズミさん(20代後半 男性) 埼玉県 アピールの場としてのインターンシップ インターンシ

記事を読む

私のアルバイト体験談

KSさん、20歳女性(福岡) 私は現在、県内では人気の高いパン屋でアルバイトをしています。そこ

記事を読む

初めての転職体験

モンモンさん 30代前半男性(島根県)の場合 転職のきっかけ 私は、10年間着物屋で働きその

記事を読む

信用金庫への就活(フィロスさんの場合)

就活のターゲットを決める 私は学生時代、大手信用金庫への内定を取ることができました。 初めは、業

記事を読む

自分が知らない業界におけるインターンシップ体験談

大阪府 20代前半男性 ケイタさんの場合 学内セミナーの重要性 私が通っていた大学では例年1

記事を読む

初めての就活を成功させるための就活裏話

 バスケマンさん 20代後半 東京都 エントリー数を最大化 毎年行われている新卒の就活という

記事を読む

就活は3月がスタートではない。もっと早く動き出そう

  Yasuさん 20代前半男性 山梨 就活の軸を決めよう 一つ目は就活の軸を決めることです

記事を読む

外資系企業でのインターンシップ体験

東京都 30代前半男性 ミスターゼロさんの場合 1ヶ月間のファッション企業のインターンシップへ

記事を読む

初めてのインターンシップ

スィンさん(20代前半 男性) 福島県 インターンシップって何? 大学生や就職活動をしている

記事を読む

就活に役立つインターンシップ体験談

サヨさん(40代前半 女性) 宮城県 インターンシップへ申し込み 私は就活中にインターンシッ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

IKEA(スエーデン家具)の戦略 全従業員の正社員化とは?

■渋谷・新宿に店舗展開 IKEAと言えば郊外型の、ユーザーは主に

非正規労働者 コロナ禍の綱渡り生活

普通に生活をしている中で、スーパーに行ったり、コンビニに寄ったり、

コロナショックはこれからが本番?! 只今「困窮相談」爆発的増幅中!

■2020年上半期、39万件の新規相談が示す貧困への転落 生活に

明日は我が身!「コロナ自殺の闇」があなたを飲み込むかもしれない

■コロナ禍の路上生活者の山、さらには極寒の冬が人の命を奪う 私は

非正規労働者は 果たしてどれほど幸福な人生なのか??

  私の姪っ子にもう長らく派遣の仕事をしている娘がいる。齢

→もっと見る

PAGE TOP ↑