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時給750円で某S市役所駐車場のバイトをしてみた

市役所の機能

市役所では、3月という月、年度替わり寸前の大層な繁忙期なのです。それは多くの人々が人事異動に伴う転居や市県民税の申告等々、様々な手続き関係でひっきりなしに利用するからです。

その分、駐車場への車の出入りは頻繁でこれを上手く整理してさばく人が必要なのです。そこで、3月だけの期間限定で、その仕事が募集されるのです。ただし、時給が750円とは随分安く見積もられたものですね。最低賃金に近いクソのような額です。

こんな地方の都市では車がないと生活が成り立ちません。ちょっとした買い物も、通勤も、用事で出かけるにもほとんどが車を利用します。その分、交通の便のいい郊外型の大型店舗が優勢で、従来の旧市街地の商店街は閑散として、寂しい状況です。

そんな状況下では、市役所といえども広い駐車場が必要です。さいわいなことにこの市では、庁舎のすぐそばに広い駐車スペースを確保できたことはラッキーでした。大規模な市町村合併の結果、中心の庁舎の機能が肥大化して稼働率が高まり、来朝者が増えたのです。

ともあれ私は、何でも経験してやろう精神で、そこから何かをつかみ取ってやるつもりで引き受けた仕事でした。仕事自体は1回が午前か午後の3時間半で、入り口と出口のゲートの機械のそばに立つ人と、駐車場内の車整理をする人に分かれます。

仕事の内容は、常識の範囲で対処できる程度でそれほど難しくはありませんが、3時間半の間、立ちっぱなしの仕事はそうそう楽なものではありません。

いろいろな車を見ていると、見えてくるもの

つくづく感心するのは、この国には実に様々な車の車種があるなということです。自動車産業がこの国の経済をけん引しているということが解るような気がします。次々と新型が出て、しかもどのメーカーもいろいろな車種がそれなりに売れているということが解ります。物作り日本の精神がそこに生きているのが分かります。

それから、市役所という場所は実に様々な人々の行きかう交差点なのです。BMWやベンツのセダンに乗ってくるネクタイとスーツ姿の紳士然とした人から、ボロボロの軽自動車でやってくる年寄り夫婦まで、各界、各層の老若男女がそこですれ違うのです。

私用、公用、社用、etc.etc…様々に入り乱れて人々の生活が見えてきます。社用車には、いろいろな会社の広告や社名のクレジットが表記されていて、中にはこんな分野の会社も最近活躍しているのだなと感心してみたり、今どきの経済の流れが見えてきたりします。

どの業態もしぶとく生き残っているようですね。そこそこに雇用者よ従業員の様々なドラマがあることでしょう。ただ、今どきは物を作らない企業が王座にあったりします。例えば、グーグルやアマゾン、リクルートなどですが、それらはメーカーやサービス会社と消費者を情報で結びつけるもので、いわば人のふんどしで相撲を取っているようなところばかりです。

それだけ、現代では「情報」を制する者、他に先んじるということでしょうか。

富裕層と貧困層への二極分化

中国や米国などがまさにそうなのですが、日本もますます、富裕な人たちと貧困な人たちがはっきりと両極へ二極化していく様子が見て取れます。

高額な外車やアルファード(トヨタ)などの大型乗用車を使用できるレベルの階層?と軽自動車で生活する庶民層との二極化は明らかです。最も、今どきの軽自動車も豪華で高額にはなりました。中古車価格も軽自動車はけっこう高止まりしています。

税制面、燃費面で貧困庶民は生活防衛のため、軽自動車にシフトしているのです。このような地方の車社会では、そうならざるを得ません。車がないと生活ができにくいのですから。

富裕層よ貧困層の格差の拡大を和らげ、市民生活が成されやすくするのが行政の役割です。そのための、いろいろな補助や控除などの措置を拡充整備していくことがより一層求められます。

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