「ノーサイド 笛が鳴らない 我が職場」 今年もサラリーマン川柳から目が離せない
今年もサラリーマン川柳の主な入選作品が発表された。いずれも良くできた秀作が並んだ。表題の作品は、「未だにか」と思えるようなサラリーマン諸君の残業の様子が目に浮かぶものになっていると思う。
「ノーサイド 笛が鳴らない 我が職場」
「働き方改革のかけ声はどこ行った」と叫びたくなるような思いに駆られてしまうものだ。いったい国はなにしているのか!
「足りないの? そもそもないよ 2000万」
「還暦は ゴールじゃなくて 通過点」
文化的最低限度の生活を保障
今回は、奇しくも今般の老後問題が大きくクローズアップされてしまった形だ。国が国民の老後を保障もせず、ゴールポストを勝手に後ろに動かして、「ヨイヨイになるまで働け」と言わんばかりだ。腹が立つなんてものじゃない。まったくもって!
こんないい加減なお上に、タテも付かずに許している国民の無能さもドッコイドッコイのていたらくだ。この国民有りてこの政府アリというところか。
年金問題と連動した、老後資金の不足問題は、奇しくも政府が公に認めてしまった形になりながらも、その報告書を受け取らないというバカ気た大人げない行動をとった。足りない分は、国に責任をとって出してもらいたいものだ。
なにせ、「文化的最低限度の生活を保障する」と憲法にあるように。
60歳定年とは、確かに即働けなくなる年齢ではないものの、そこをゴールと決めて頑張って来た勤労者にしてみれば、迷惑な話だ。42.195キロを走ってきたら、ゴールはもっと遠くに動かされていて、もっと頑張れと言われるのだから、頭にくるよな。
それだけじゃなく、人生計画として60歳定年で老後はアレもしたい、コレもしたいと思い描いていたことができないのだからなおさらである。旅行でもなんでも、とかく、「やりたいことは身体が動くうちに」というのが老後世代の合言葉なのだから。
国よバカにするなよ!善良な庶民を!
スポンサーリンク
関連記事
-
就活生に送りたいほろ苦いブルース? 「いちご白書をもう一度」
いつか君と行った映画がまた来る 授業を抜け出して二人で出かけた
-
日本を出て海外で仕事をするという選択
最近、テレビなどで海外に住む日本人を尋ね歩いたり、取材してどんな仕事や生活をされているのかな
-
しゅうかつ川柳には、悲哀がいっぱい!
川柳のブラックユーモアがイケてる 就活をテーマにした川柳って、いつごろからあるんでしょうか?
-
【就活】接客の多い職種では、尊敬語・謙譲語をマスターする
企業の受付は、ある意味その会社の顔でもある。だから受付での顧客対応はその会社の第一印象を大きく左
-
2018年、最低賃金の改定と取り巻く社会状況
中央最低賃金審議会の答申 真夏のこの時期、例年のように中央最低賃金審議会(厚生労働相の諮問機関
-
労働局に寄せられた労働相談で多いものとは?
労働者の悩み 全国都道府県に配置された労働局には、労働者の悩みや告発、労使間のトラブルなどが持
-
賃上げ企業の減税拡充(政策)は効果ありやなしや!
11月に政府が打ち上げた政策 新聞報道によると、「政府が2018年度税制改革で、3%以上の賃上
-
「就職氷河期世代」を集中支援、政府の新しい方針は功を奏するのか?
このところ政府は、骨太方針のポイントの一つに「就職氷河期世代」を集中支援するということを盛り込ん
-
福岡での仕事探しなら、お仕事プラザ(民間職業紹介所)
業界初の民間職業相談所 今どきは好景気だからなのですが、人手不足の企業や店がた
-
私たちはどんな時代に生きているのか? 時代に合わせた働き方の選択とは?
働き甲斐のある会社 ある就活サイトの調べでは、以下の観点から見た時の働きやすさトップ10を発表