「お仕事ドラマの女王?」って知ってますか? それは吉高由里子ちゃんのことらしい??
「正義の味方」、「私定時で帰ります」、「知らなくていいこと」と三つのドラマをたて続けに見た。いずれも吉高由里子の主演ドラマだ。
「正義の味方」は、若手検事役。相方は安田顕氏で彼もまたブレーク中。彼女は若手であるが故に失敗もしながらの頑張る姿がそこにあった。
「私定時で帰ります」は、今時のモーレツIT企業の戦士役だが、その一方で「定時で帰ること」にも固執する役どころ。どうやらホームページのウェブデザインなどを主とする会社のようだが、その内容はかなり具体的に濃く描かれていた。
「知らなくていいこと」は、舞台がゴシップ週刊誌の出版社だ。彼女のモーレツ記者ぶりはかなりのものである。この共演の柄本〇〇もこの先ブレイクか? 共演者、佐々木蔵之介の上司役もカッコよくイケてる。
いずれも、ドラマの中で仕事ぶりがかなり濃く描かれていて、そこが「お仕事ドラマの女王」と言われるゆえんだろう。しかも、働き方改革の逆を行くそのハードな仕事ぶりは彼女の痛いほどギリギリの演技がどてもハラハラドキドキと共感を呼ぶ。
以前から思うに、彼女は「とても曖昧な感情や状況」のファジーさの表現が秀逸だ。演技力で若い女優の中では抜きんでている。もし、ドラマの主演女優賞があるならば、一番に彼女にあげたいと思うほど。
彼女の初期の映画である「蛇にピアス」も見たけど、けっこうよく出てきた裸のシーンだが、なんかスレンダー過ぎていやらしさのない体当たりの演技(のようなもの)だった。でも、その肢体の華奢さからか何か痛々しかった感じが拭えなかった。彼女はそれで賞も受けたのだが…..
それが、今ではすっかり化けたなあと思う。いい演技をする女優になった。一つの演技でいくつものニュアンスや思いを表現できるところが若い女優にあっては唯一無二とさえ言える。
今時珍しいモーレツ仕事人
彼女の仕事ぶりをテレビを通して見ることによって、この業界ってこんな風に仕事をするんだということが分かってくるほど、詳しい描写が続くのた。テレビドラマにあっては、その点は異常ともいえるほど。
タイトルに名前に「ちゃん付け」をしたことは、もう30歳をすぎてこれから演技に磨きがかかる彼女に失礼かもしれないが、いずれにしても私は彼女の演技力を高く買っている。現代人の仕事上の個人的な悩みを、とてもリアルに表現してくれることに共感をしている。
これからも、さらに飛躍してほしいと思うしだいである。
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