*

「就職氷河期世代」を集中支援、政府の新しい方針は功を奏するのか?

このところ政府は、骨太方針のポイントの一つに「就職氷河期世代」を集中支援するということを盛り込んだ。この人手不足?と言われる時代にあって、就職氷河期世代が今尚非正規労働や引きこもりの状況にあるのはなぜか? 大いに気にかかるところです。

何故、人手不足なのに正社員になれないの!

「人手不足」と「非正規労働者の増加」が同時進行する状況とは、基本的に奇妙に思えることであります。政府は今や外国人労働者への門戸を広げて、人手不足をカバーしようとさえしている今時にあって、なぜ非正規が増えるのか? 就職氷河期世代をもっと正社員として雇い入れることができないのか?不思議でなりません。

そこにある社会矛盾こそが、私には就職氷河期世代にも強く反映していると考えます。

本来なら、人手不足状況の改善には労働者の待遇改善と非正規から正規労働者化(正社員化)こそが解決の道筋であり、王道であると考えるのが相応しいと思うのです。

しかるにそのようには動かない企業・雇い主の労務管理、人事体質こそが問題なのです。人件費を安くあげ、人に投資しないというバブル崩壊後の経済界が推し進めた政策は間違いだったのです。

政府の政策は効果を出せるか?

現在、就職氷河期世代に限らず、どの世代にも非正規労働者が溢れています。その非正規労働状態であれば、人は生活ができにくい状況であり、ワーキングプアという言葉が生まれました。

ベースアップもボーナスも退職金も社会保険もない、まさに不安定就労の人々の山は、企業が責任を取ろうとしない今とあっては、政府が政策として強くイニシャティブを取るしかありません。国民の生活を安定させるのは、憲法にも条文(25条)としてあるもので、それを履行しなければならないのです。

憲法は、主権者たる国民が政府へ押し付けるためにある法律です。お間違えの無きように。それは、本来国民の手足を縛るためのものではありません。逆です。ですから、憲法が邪魔くさくて改正をしたいと思うのは、保守的な政府権力者の方だと相場は決まっているので、改憲論には眉に唾を付けて臨むのが正しいことです。

今こそ、憲法25条の「文化的で最低限度の生活を(国民に)保障する」という規定を政府に我々は要求しようではありませんか。それは、私たちの権利なのですから。

就職氷河期世代は、今や40歳を超えています。これまでの無策のツケがここにきて噴き出しているにすぎません。30代半ば~40代半ばにあたるこの世代が、100万人に上ると言われ、このうち3年間で30万人を正規労働者化したいとする数値目標を掲げるというのですから、かなりの決断かも知れません。

成功はして欲しいのですが、私としては、是非すべての世代に一般化して欲しいと願う政策です。

就職氷河期世代とは?

就職氷河期世代は、1993年から2004年に大学や高校を卒業した人たちで、諮問鍵の資料によると、当時多かった未就職者は仕事が安定せず、18年時点でフリーターが52万人、その他非正規労働者は317万人に上るとみられる。

それに、他の世代の非正規労働者を含めれば、とにかく数は膨大であります。政府としては人事育成プログラムだけでなく、非正規の正社員化を義務付けるシステム政策を強力に推し進めてもらいたいものです。

政府与党には、「自分が年金を受け取っているのかさえ、知らないという財務大臣」がいるようですが、政治家がそんなに高額収入すぎるため庶民の生活の苦しさを理解できないでいるという弊害が、今の格差社会をまさに象徴していることです。

そんな無能な大臣には、就職氷河期世代の人々の給与明細を送り付けて読ませてあげましょう。

詳しい就活・転職情報

スポンサーリンク


関連記事

今年も就活川柳の辛辣さに笑える!そして泣ける!

「お祈りを されないように 祈る僕」                     (埼玉県 森あら

記事を読む

労働局に寄せられた労働相談で多いものとは?

労働者の悩み 全国都道府県に配置された労働局には、労働者の悩みや告発、労使間のトラブルなどが持

記事を読む

「お仕事ドラマの女王?」って知ってますか? それは吉高由里子ちゃんのことらしい??

「正義の味方」、「私定時で帰ります」、「知らなくていいこと」と三つのドラマをたて続けに見た。いず

記事を読む

私たちはどんな時代に生きているのか? 時代に合わせた働き方の選択とは?

働き甲斐のある会社 ある就活サイトの調べでは、以下の観点から見た時の働きやすさトップ10を発表

記事を読む

就活生に送りたいほろ苦いブルース? 「いちご白書をもう一度」

  いつか君と行った映画がまた来る 授業を抜け出して二人で出かけた

記事を読む

たまには肉体労働もいいものダ!

  「小取り」作業をしてます 私は、最近とある超零細なサッシ屋さんでいわゆる「

記事を読む

no image

フリーランスという生き方について考える

    フリーランスとは 最近耳にすることの多くなった「フリーランス」或いは、「

記事を読む

フリーランスという生き方

今では、フリーランスとして登録者を企業に紹介する専門的な会社もある。ある紹介会社を検索し

記事を読む

就活者は、「定年退職」をどう考えるのか?  「ゴール前 伸びる定年 老い越せない」の川柳に笑えないリアルさがある

■今、就活者のあなた!「定年制」というものについてどう思いますか? もともと、日本企業や日本社

記事を読む

裁量労働制拡大の問題点とは?

国会審議でも、「裁量労働制の適用拡大法案」に関する問題点が噴出して、大モメにモメていますが、あら

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

もしもブラック企業に就職してしまったら…あなたはどうする??

◇貴方がブラック企業に就職してしまったら ◇社員

ビックモーター従業員の皆さん! パワハラ提訴の準備をしましょう

■この国のブラック企業への甘い対応が事を肥大化させた この国の体制が

ビックモーターは労働者の敵だ‼‼(緊急告知)

事の本質は何か? ビックモーターの保険金詐欺の話が大きなニュースにな

この国はゆるやかな「独裁国家」である

ゆるやかな独裁国家「日本!」旧統一教会関連内閣、そんなこの国で貴方には

企業はホワイトでなければ生き残れない

ホワイト企業2022 8月 ホワイト企業の条件とはどんなことでしょう

→もっと見る

PAGE TOP ↑