「就活失敗=人生終わりました」って本当でしょうか?
「就活に失敗しました。人生終わりって本当でしょうか?」
これは、あるサイトに寄せられた質問です。それについてたくさんの人の励ましのコメントが寄せられていました。その内容としては辛口コメントよりも励ましの言葉の方がはるかに多かったように思います。
確かに、「就職活動」とは、よくよく考えてみれば新卒だけが就職予備軍ではないはずです。一部上場の一流どころ以外なら、いろんな方面からの中途採用もたくさんあるでしょうし、どのような採用のされ方をしたとしても捨てたものではありません。
チャンスはまだまだ、他にもあると考えるべきです。早計に「人生終わった」なんて結論を出すのは早すぎると思います。むしろ、「内定はもらえないことの方が多い」、「不採用の通知はよくあるもの」と割り切って次へ進むことを心がけましょう。雇う企業はどこかにある、ただ巡り合っていないだけと考えましょう。
情報なら、転職サイトやエージェントが持っています。賢い利用をすれば効果も期待されます。
仮に、新卒採用に成功した人でも半年も経たないうちに脱落して辞める人もいます。そしてそれから派遣やフリーターになっているような人も少なくありません。就活の成功だけが人生のゴールではないのです。むしろそこから先の方が、はるかに長い年月が待ち受けているのです。無論「脱落する」という表現が相応しいかどうかは別ですが。
24歳男性。仕事を辞めて4か月。自信が持てません。僕はどうしたらいいですか? 人生終わりですか?
こんな悲痛な声もありました。辛い気持ちが伝わってきます。24歳で辞めた仕事とは正規の仕事だったのでしょうか。この方は大卒? それとも高卒?夢を持って仕事に付き、そして夢破れ挫折したのでしょうか?
せっかく今はフリーなのに、何もやりたいことなどはないのでしょうか。それももったいない気がします。大人の私たちから見ると、24歳はまだ十分に若いのですが、もう人生黄昏ているという感覚なのでしょうか。
人は自分のやりたいことをしているとき、生き生きと輝いているものです。そんな時には他人の目もあまり気になりませんし、メンタル的にも安定しています。この方、自分が本当にしたいことはどんなことなのか、よーく考えてみるといいように思うのですが。
新卒ばかりがどうして優遇されるように見えるのか
「新卒採用!」日本ではなぜそんな状況があるのでしょうか? 欧米では新卒採用という概念そのものがないそうですよ。日本のこの慣習について、「まだ手垢のつかない新卒は、若く未経験で従順だから手なずけやすく反抗しないので、社畜としてこき使いやすい」という狙いがあるというのです。
なるほど、そうかも知れないと思えるふしはあります。そもそも応募者が学校でどんな勉強をしてきたなんてことは、会社にとっては、実はどうでもいいことで、命令通りに文句も言わず働いてくれればそれにこしたことはないと思っているのかも知れません。マインドコントロールによる愛社精神を植え付けやすいという点に、新卒が重宝される理由があるというのです。
それに踊らされて、必死こいて人生のゴールを目指すようにして就活の結果に一喜一憂してきたのも、なんかばかばかしく思えてきますね。うーん、「たかが新卒、されど新卒」といったところでしょうか。世の中には転職する人も多いのですから、新卒採用だけが人生のすべてではないということは肝に銘じておきましょう。経験者採用も今は増えています。
視野を広げて、新しい考え方をしてみるのもいい
まずは、自分がまだ十分に若いということを再認識するとよいと思います。長い人生で考えるなら、まだ1/4程度の地点だということです。まだ先は長いのです。人間は差し掛かったその年齢ごとに、それぞれに違った課題や選択肢があるものです。そしてその時々の選択次第では、その後の人生も少しづつ変化することでしょう。
十分に若いあなたは、うつむかずしっかりと前を見て、ポシティブ思考で行きましょう。これまでの就活の方向性を変えてみることも可能ですし、資格取得で大きな武器を手に入れることも出来ます。目指す業界とあなたの適性や相性もあるかも知れません。
この先、どんな人生があなたを待ち受けているかは誰にも分りません。会社の倒産やリストラ、パワハラによるうつ病を患ってしまうなど、新たなつまづきもあり得ます。ですから、どんなことが起きても対処できるようなものの考え方やメンタルの保ち方を確立できるよう努めてみませんか。
新たな気持ちで就活にチャレンジしてみよう
これまでにしてきた就活が、成果を得られなかったのであれば、一度冷静になって自己分析を行いましょう。業種と自分の適性がどれほどマッチングしているのか。自分はどのようなことに対してより能力を発揮できそうなのか、今からできるスキルのアップとはどんなことなのか、是非問い直してみたいものです。
「自分のことは自分が一番よく分かる」、「自分にはむしろ自分のことが見えていないものである」さてどちらが本当に近いものでしょうか。はい、どちらも正解であると思います。ですから、時には人に助けを求めるのもありで、信頼のできる第三者に助けを求め、正直に意見を求めたり評価してもらうことも大切です。
結婚や転居などがそうであるように、就職にも偶然の出会いやタイミングというものがあり得ます。ですから、当たって砕けろの精神で身近なコネクションやツテを利用しようが、今まで利用したことのない紹介エージェントを使おうが、可能な限りの方法を駆使してみましょう。
高卒でも、大卒でもフリーターはたくさんいます
一度も正規採用の経験がなくフリーターをしている人もいれば、正規の経験はあるものの、それぞれの思わぬ理由によって、現在フリーターをしているという場合などいろいろです。
中にはブラック企業に勤めた挙句、疲れ果て心身を患ってしまいリタイアせざるを得ない状況に追い込まれた人も結構たくさん話を聞きます。電通に勤めた新卒一年目に疲労困憊した女性が自殺をしてしまったという報道が、大きく取り上げられましたが、似た状況にある人は案外少なくないと思われます。
就活の真っただ中にある人は、苦しいものですよね。孤独ですし、相談相手が欲しいところです。その時には高校でも、大学でも、ハロワでもその他転職・就活エージェントでも、どこでもいいので相談に乗ってもらいに行ってください。少なくともあなたのメンタルの助けにはなるものです。
就活失敗は人生の終わりではありません
「捨てる神あれば、拾う神あり」というではありませんか。あなたはたった一人で就活戦線を戦う必要はありません。あなたにとって有益な就活支援のエージェントサイトはあるものです。
そうしてあなたの利用するサイトが、あなたの適性や希望を無視して、絶望するような企業の紹介ばかりをするようなハズレエージェントでない限りは有益です。そこには企業に関する有益な情報と、魅力的な紹介案件があるはずですから。
できれば複数のサイトで登録し、比較しながら利用するとより効果的です。そこでは、いろいろな支援が受けられます。煩わしい提出書類や難しい面接対策など支援を受けてあなたの弱点をカバーでき、自信に変えることができるでしょう。
まとめてみると
人は生きてる以上、だれにでも「人生終わった」と落ち込むような出来事や状況に遭遇することはあると思います。それが就活の失敗や挫折の末の退職などであれば、なおさらそうでしょう。
でも十分に若いあなたなら、人生まだまだ諦めるには早すぎます。考え方の方向性を少し変えてみるだけでも、見える風景は違ってきます。いい機会ですから、ここでしっかりと自己分析をして、これからの新たな挑戦に備えることも必要です。
それから、あなたを支援してくれるエージェントサイトも存在します。それらを利用、活用しまくって再挑戦してみて下さい。まだまだ諦めるには早すぎます。前向きにポシティブな思考で、面接に立ち向かい採用を勝ち取ってください。
<サイト管理人の泪です>
最近、会社によっては副業を認めるような所も出てきたようですね。この先、転職や就活支援サイトとともに、副業の支援サイトが登場してくるのではないかと予想できます。メインの仕事+アルファ(副業)という生き方が一般化していくのかも知れませんね。もちろん、それも生き残るためではあるのでしょうが。
今、就職戦線、売り手市場と言われる中にあっても、取りあえず勝ち組と負け組に振り分けられてしまう悲喜こもごもはあるものですね。もっと働く勤労者に優しい世の中になってほしいものです。というか、そんな社会を私たちの手で作っていかなければいけませんね。資本の勝手ばかりは許さない世の中にしていきましょう。
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