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過労死!「NHKよ。お前もか!」時間外労働159の過酷さ!

あのNHKで、過去?に過労死が起こっていたという事実に愕然とした。新聞によると、2013年7月に長時間労働が原因で過労死したNHK首都圏放送センターの佐戸未和記者(当時31)さんの御両親が記者会見をされたとある。

NHKが未和さんの過労死を公表したのが今年の4月とは、実に4年の月日が経過しているというその事実にまず驚く。

御両親は「局内で未和の過労死についてきちんとけじめがつけられていないと考えていた。職責を全うして倒れた未和の足跡が何も残らず過労死も伏せられたまま、風化してしまうとの危機感があった」と話されている。

未和さんは、亡くなる前の時間外労働時間が月約159時間に上ったとして、渋谷労働基準監督署は14年5月に労災認定を出していた。

隠ぺい体質?

NHKは、臭いものに蓋をして、この事件を無かったことにしたかったのだろうと疑われても仕方のない対応だと感じられる。このような隠ぺい体質は、NHKに限らずどこにでもある問題だ。例えば、学校職員の残業問題もそうである。

しかし、行政は「残業は基本的に命じていない。」というスタンスを完全には崩していない。つまり、NHKも教育委員会も事実を隠蔽してないことにしたい模様だという点で一致している。その立場が民間への手本を示さなくてはならないものであるはずの行政やNHKがこの状態では、国民に対しての責任を果たしているとは言い難い。猛省を促したいものである。

棚上げか?働き方改革!

各政党は、「長時間労働是正」と「同一労働同一賃金」に関しては一致して推進する立場を、少なくともポーズとして示してはいるようだ。選挙公約にも挙げられてはいるようだが、選挙戦での争点とまではしていない模様である。

自民党案の、あまりにお粗末な残業上限規定では選挙民の前ではさすがに言い出しにくいのだろうか。確かに繁忙期の月残業上限を100時間とするなど、過労死推進法か!と疑いたくなるばかりである。

こうして、政治家たちが職務を怠慢している間に、全国津々浦々では、日々過労死や過労自殺が止まらずに発生し続けている。これは実は一刻一秒を争う大問題であるはずなのにである。

<サイト管理人の泪です>
勤労者の皆さん! 毎日の辛い仕事に忙殺されている、あなた、そうあなたも自己防衛のために、十分ご自愛くださいませ。あなたの命を脅かしているものは、北朝鮮のミサイルではなく、あなたを雇っている会社とその上司たち、そして、それを是正しようとしない国と行政、政治家たちかもしれませんから。

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