「内定ブルー」をぶっ飛ばせ!就活者の悩みは尽きない!
内定ブルーとは
現在、売り手市場の社会状況の中で、これまでは、内定をゲットできた就活者は取りあえずは就活戦線の勝者として目されてきたものです。ところが、近々では必ずしもそうとは限らない状況も生まれつつあるというのです。
というのも、例えば6月からの早い時期に内定が出たりした場合には、通常はその後の就活を止めて、後は最後の学生生活をエンジョイしながら、次年度の入社を待つというのが定番でした。でも、この長すぎる?期間にはある種の落とし穴があるようです。
今や、ネット社会ですから簡単に会社情報も入ってきます。口コミサイトもありますから、ネガティブな情報に触れることもあります。そんな時に内定者の気持ちが揺らぐようです。
「ほんとにこの会社で良かったのか?」
「自分にとってもっとベターな会社があるのではないだろうか?」
「人事の人は、いいように言うが、ほんとうはブラックな企業なのではないか?」
等々の、疑心暗鬼が生まれてしまうのです。
これらのことを称して「内定ブルー」というようです。
企業側も内定者の引き留めに苦心している
内定者の中には、せっかくゲットした内定を辞退してまで、就就職活動を再開する学生も少なくない状況だというのです。それは、内定を出した企業にとってもかなりの痛手です。超難関の大手でもない限りは、すぐに辞退者の代わりを穴埋めできるものではないからです。
企業側の内定者離脱防止の策としては、例えば以下のようなことをしているというのです。
■懇親会を催す(76%)
■10月1日の内定式開催(65%)
■人事からの状況確認を電話やメールで行う(41%)
■社内見学会の開催(31%)
■社内行事への招待(25%)
■内定後の正式採用前インターンシップ制
また企業によっては、社内見学会などで人事担当者ではなく、学生の年齢に近い若手社員を紹介者として配置し、学生を極力リラックスさせようとするなどの工夫をしているというのです。
確かに、ピアカリキュラムと言って年齢の近い先輩に話をさせるという教育手法はいろんなところで成果を上げているようです。小学校卒業を控えた6年生が、中学1~2年生から話を聴くなどもそうですし、就活生が大学の先輩の会社を訪ねて会社訪問をするなどがそうです。年齢の近い先輩という気安さがあるからでしょうか。
ITベンチャーから内定が出た我が家の娘の場合
我が家の娘は、とあるITベンチャーからの内定はもらえたのですが、現在なかなか四苦八苦しているようです。というのも、さっそくIT関係の専門書が手渡され、その勉強に明け暮れているようなのです。それでアルバイトや卒論制作を阻害をも阻害しているかのようです。
確かに、プログラミングのための「C言語」や「HTML」、「」などはいずれも専門的で難しい概念ですから、早くに手を付けたほうが良いとは思います。
ただし、プログラマーなどはうつ病になることの多い職種とも聞きますので、オンとオフをしっかり切り替えて毎日を過ごさないと、少々危険かもしれません。
そんなことにもヤキモキとしている親の今日この頃であります。
<サイト管理人の泪です>
今は売り手市場?とも言われる就活戦線ですが、リーマンショックの後は就職氷河期という時代もありました。時の時代性に大きく影響されるのがこの問題です。来年あたりから、外国人労働者の流入がこれまでより激しくなりそうですから、新たな競争も激化するのかもしれません。
これからの景気の動向も気になります。そして、厚労省をはじめとする労働行政のお粗末さがアチコチで露呈している今、ただでさえ企業寄りの政権ですから、労働法の甘さに加えて厚労省がコケてしまえば、この国はもうどうしようもない後進国と言えるのではないでしょうか。
内定がもらえない就職氷河期から、内定者の辞退を食い止めようと苦心しているという今どきの現象の違いには隔世の差が感じられます。しかし、いずれにしてもベストを尽くさないという選択肢はないと思いますが。
内定ブルーという現象との関係で言わしてもらえれば、少なくとも企業側としては、内定やもっとその先の段階で、正式に労働条件を就活者に提示してほしいものです。法的にもその方向に動いてほしいですし、厚労省も頑張ってほしいですね。
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